お父さんの底力。

寅さんとか長島監督とかによく例えられるお父さん。ついに脳梗塞で倒れました。しかしマイペースさに変わりなし!

平野レミさんにしんみりさせられた(⌒▽⌒)。

2022-07-01 07:07:43 | Weblog
この間の「激レアさんを連れてきた。」で、ゲストの平野レミさんのエピソードを、お嫁さんが語っていた。
「昔の日記を読んでいて、おとうさん(旦那さん、和田誠さん)の言ったジョークとか読むと、今初めて聞いたみたいに大笑いするんです。きれいな月とかみると
『ああ、おとうさんがいたらきっとあの月を描くだろうな』とか、いつもおとうさんのフィルターを通してものを見ている。こんなに変わらない想いってあるんだなって。ぜんぜん風化していかないんです」

本当に平野レミさんはだんなさんのことが好きだったんだと思う。純粋な人だと思った。和田さんもとても温かみのある素敵な人だったんだろう😊。

私は、お父さんの亡くなった時は悲しくてつらくて胸が痛かったけど‥あれから2年半、もうだいぶ風化している(^▽^;)。

強烈なキャラクターだし、面白い変なエピソードもたくさんあったのに、なんだかだんだんぼんやりしていってしまうのが悲しい。情けない気がする。
お父さんのいないのにもすっかり慣れてしまった。
そのいっぽうで、なんだか足元のおぼつかないような、これからどうやって生きていけばわからないような、ぼーっとした感じでこの2年半過ごしてきたような気もする。

和田さんはどうやって亡くなったのか知らないけど、レミさんのいいところは、死ぬ間際の和田さんではなくて、元気だった頃の和田さんが心に住んでいるところだ。
私は、お父さんが亡くなる前の数年間を思い出しがちで、思い出すと当時の苦しさが心によぎって苦しくなってしまう。その記憶の方が鮮明で、元気だった頃のお父さんはその向こうに霞んでしまっている感じなのだ。
忘れていく、というのはその辛さから逃れるための防衛本能みたいなものかもしれない。

私もたまに昔の日記を読んで、こんなことあったなー、とか思い出すことがある。
どちらかというと、ムカつくことを書きなぐっていたので、あらためてムカつくことも多い。でもたまに面白い話も書いてあって笑う。
こんなに忘れるんだったらもっとおもしろ話をいろいろ書いておけばよかった。
悲しい思い出を吹き飛ばすくらいに。

まー、このブログは書いていてよかった。
たまーに読み直して、昔のお父さんを思い出して、ちょっと愉快な気持ちになるから(⌒▽⌒)。

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