銀行関係の友達に、カレンダーをもらった。
上半分が印象派の名画で、下半分が一年分のカレンダーになっている、例のやつ。
お父さんが元気な頃は、年末になると張り切って銀行のカレンダーを何枚ももらってきたものだった。
毎年リビングに1枚は貼って、自分の予定のある日には丸をつけ、日付の下に「ダンス」とか「那須旅行」とか「〇〇さん」とか書いていたものだった。
予定書き込めるやつ買ってこようか、というといつも
「いや、これでいい!買うなんて勿体無い!それに、一年分みれるのがいいんだ」
と言っていた。
その後自由に出歩けなくなると、デイサービスでくれる月めくりのカレンダーに変わった。
各日付の下に余白があって、血圧とか体温とかが毎日書き込めるタイプのやつ。
(便利だったし結構可愛かったけどね)
それを3年ほど使った。
父が亡くなってから2年間は、どこかのお店でもらった月めくりの縦長のカレンダーとかをてきとーに貼っていた。ろくに見もしないうちにあっという間に一年は終わっていった。
そして今年もらったカレンダー。
ああ、なつかしい!!(T_T)
絵も昔と同じ気がする。
張り切って丸をつけていたお父さんを急に思い出した。
何もかも、夢のような気がした。