お父さんの底力。

寅さんとか長島監督とかによく例えられるお父さん。ついに脳梗塞で倒れました。しかしマイペースさに変わりなし!

しゃべらないと呼吸ができない病?

2007-04-27 13:56:06 | Weblog
家にいるときはお父さんはほとんどしゃべりっぱなしです。
面白かった話、自分の自慢話、友達の話、昔話、歴史の話、雑学の話。
しゃべり殺される!{と思うくらい。
ほんとよくしゃべるなあ。
しゃべらないと呼吸ができない病か!\(~o~)

お母さんがしみじみと言ってたことをいつも思い出します。

「・・・お父さんとしゃべってると壊れたラジオと話してるみたい。」


うまいこと言った!

よく定年退職後のダンナさんを奥様が
「ウチのは何にも面白いことが言えなくて、無趣味でつまらないダンナなの。」
なんてバカにしてるのを聞きますが・・。

・・・・ダジャレとウンチクをえんえん聞かされるよりよっぽどいいじゃん!
と私は主張したいと思います。
向こうが黙ってる分、思い切りしゃべれるし。(~o~)

うちのお父さんを1週間貸し出したら、今のダンナさんのありがたみがわかると思う!
お父さんレンタル。
はっ、これは商売のヒントに!(ならねーよ)



長い年月をかけなければわからないもの。

2007-04-18 15:47:08 | Weblog
最近の、教員にも成果主義を!
と言う声に元教員のお父さんは一言あるようです。

「教師が優れているかどうか、っていう評価は、会社の利益の増減なんかとちがって簡単に測るのは難しいんだ。本当にそのやり方でよかったか、というのは教え子が成長した十何年も先になってみなければわからないはずなんだ。」

「いい大学に何人入れたとか、おもしろおかしい授業をした、とかそんなことは本質的なことじゃない!
生徒におもねってばかりで、長い目でみたとき、そんなことが生徒のためになるわけがない!
ほんと、この馬鹿が!」

その手の討論番組などをみるたび、思わず熱くなっているお父さんでした。

夢と挫折。

2007-04-08 00:22:15 | Weblog
お父さんの夢は子供の頃から順に、
お菓子屋さん→本屋さん→空軍兵(このへん、時代が・・)→医者→技術者・・
でも結局、いろいろななりゆきがあって、学校の先生になったそうです。

「そう思うとお父さんの人生は挫折だらけだなあ。学校の先生なんて考えもしなかったんだ。でもいろいろな生徒がいて、今思うと大変だったけどおもしろかったなあ。悪ガキが同窓会で工場の社長なんて肩書きになって、神妙にしてたりするのみると、おかしくてたまらん。」
で、最後は自画自賛。
「・・・うーん、それにしてもオレはなかなかいい先生だったなあ~。」

どんなときでも結局プラス思考におちつくお父さんがうらやましい。

いつからが老後??

2007-04-07 23:54:42 | Weblog
お父さんは長い間、高校教師をしていました。それもいわゆるワルイ高校。
最近たまに教師時代の昔話なんかをしてくれますが、少し聞いただけでも、そのへんのドラマよりよほどおもしろい。
私はその体験が埋もれてしまうのがもったいなくて、聞くたびに「本にまとめたらいいのに!」と言います。
答えはいつも同じで
「守秘義務があるからなあ。生徒のプライバシーが・・。」
少し設定変えたり、何人かのキャラクターをまぜたりすればいいんだよ、と言うとそこまでするのはめんどくさい。と言って書こうとしません。
そしてこういうのです。
「老後になってヒマになったら書くから!」
80も間近なお父さんは、まだ老後じゃないらしいです。