お父さんの底力。

寅さんとか長島監督とかによく例えられるお父さん。ついに脳梗塞で倒れました。しかしマイペースさに変わりなし!

むくみの原因が分からない(>﹏<)

2016-10-21 22:36:55 | Weblog

厳しい水分制限と食事制限、それにほぼベットで安静にしていてステロイドも打っているのに、

お父さんのむくみはひどくなるばかりです

腎生検しても原因はもう1つはっきりしないので、さらに詳しい検査(電子顕微鏡)をしているそうですが、

その結果が出るまで2週間!長過ぎじゃね?組織みるだけじゃないの?

順番待ちってことかもしれないけど。

もし先生の家族だったらこんなに待たせるのかな?

その間にもお父さんの状態が悪くなっていくのがもどかしくて苦しくて。

先生の説明もないし、とても不安。

(私の行ける時間と先生のいる時間、曜日が合わない)

60kgでキープしていた体重はむくみのためにもう80kg近くになっています。

もう膝を曲げるのも困難、股擦れもひどいそうです

 

食事も味のついていないようなものばかりですが、唯一の楽しみは

「ぶどうが3粒くらいでることがあるんだけど、それが甘くておいしくてなあ」

と、そんなことを言っているお父さんがなんだかわいそうで、もうたいして治るみこみがないのなら、

治療なんてやめて好きな物食べさせてあげたほうがいいのかなあと思ったりします。

父が亡くなってしまうのは本当にいやだし本当に心細いけれど。

 

食べたい物も食べれなくて、自由に行動もできなくて、そのままの状態でもし長生きしたとしても、

その人は幸せなのかなあ。

なんでもいいから長生きして欲しいなんていうのは、こちら側の都合なのかもしれない。

それとも、いざその状態になってしまうと、当人ははたでみるほど不幸ではなくて、

やっぱり生きたい、と思うのかもしれない。

そうなってみなければわからないけど。

 

少なくとも、お父さんは家に帰ったらこんな我慢は長くは続かないと思う。

体が少しでも動く限り、なんとしてもひとりで出かけようとするだろうし、

好きな物を食べるだろうし、

酒も飲むだろう。

そう思うと、今の入院治療はあまり意味のないことにも思えてくる。

だいたい入院前はむくみの他には自覚症状はなく、普通に飲み食いして、

普通に遊びに行って、普通に生活を楽しんでいたのだ。

 

お父さんに

「もう治療やめちゃう?好きな物も食べれないし、行きたいところにも行けないしさ。」

と聞いてみたら、

「うーんそうだな。この歳まで充分楽しませてもらったって思わなきゃな。

でもやっぱりもう少し生きたいなあ。

そうしたら最後にいろいろ身の回りの整理ができるのにな」

いやー、しないでしょ

脳梗塞の時も言ってたけど、

結局遊ぶのに忙しかったもんね。

 

まあでも、私ももし老い先短いと思ったら、

つまらない後始末に追われるより、少しでも楽しいことしたい、

時間がもったいない!と思うと思う

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


初々しい看護学生さん。

2016-10-20 23:47:12 | Weblog

お父さんのステロイド点滴が始まってから今日で1週間。

お父さんの話によると尿たんぱくは減っているそうなので、治療効果はそれなりに

あるようだ。

(なかなか先生に会えないので今どういう状態かお父さんに聞くしかないけど

ちょっとあやしい)

しかし気になるのは、相変わらずびっくりするくらい足がむくんでいることだ。

あれじゃ靴もはけないし、足首ゆったりの靴下でもきつくてはいていられない。

 

お父さんの入院している病院の看護婦さんは割とクールだ。

前に入院していたところは、看護婦さんはすれ違うと皆にこにこして挨拶してくれたが、

こんどのところは、無表情か僅かに会釈するか、ちょっと話しかけづらい。

そうしたら、今日は看護学生さんが挨拶に来た。

足のむくみが激しいので足湯をすると、にこにこと一生懸命説明してくれて、

なんだかほっとした。

看護技術は未熟なのかもしれないけど、テキパキテキパキして、はっ?何か用ですか?

みたいなデキる感じの看護師さんより私てきにはよかった

(お父さん的にも同じように感じたよう

看護技術は大事だろうけれど、患者さんやその家族の不安な気持ちをなごませるのも

とても大事な仕事だろうとセンエツながら私は思う

それは見えづらいから、内部の評価にはつながらないかもしれないけれど、

本当にそれは大切なことだと思う。

忙しい職場だから、余計な話をせずテキパキ仕事をこなす看護師さんが

評価されるのだろうけど。

 

お父さんも入院してもうすぐ1ヵ月。

病棟からでられない生活にほとほと嫌気がさしてきたようだ。

よくがまんしているよ。

「不思議と酒よりコーヒーのほうが飲みたいんだよなあ。」

と言っていた。

古本屋に行った後、喫茶店でコーヒー飲みながら本を読むのも

いつもの楽しみだったもんなあ

家の様子も見たいかなと思って、

夏にお父さんがいろいろ植えていた植物の写真を撮っていってみせたら、

「ああ、もう帰りたいよ」

と、かえってストレスをためてしまったようだった。失敗

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


お父さんの部屋で探し物。

2016-10-16 22:34:53 | Weblog

最近お父さんは背中がかゆいそうです。

肝臓が悪くて体が痒くなるというのはよく聞くけど、

腎臓が悪くてもかゆくなるのか、ただの老人性の乾燥肌なのか?

ウチで飼っていた犬は背中がかゆいとき、背中を地面にこすりつけて

左右に体を振ってもぞもぞやっていたけれど、

それと同じ要領で、椅子の背でもぞもぞやっているそうです。

お父さん愛用のまごの手を家から持ってこようと探したのですが、

うーん、どこの山の陰に隠れているのかみつかりません。

危なっかしく積み上げた本やビデオテープの山を移動させようとすると

あっちでもこっちでもどさどさーとなだれをうって崩れ落ちるし!

半日がかりで見つけました。ビデオの陰、棚の隙間に入っていた。

ついでに棚の奥からレジ袋に入った、緑色になったゆで卵2個も見つけました

どうりで掃除しても洗濯してもファブリーズ撒いても、腐ったような臭いがとれんなー、

と思った。

謎解明

 

 

 

 

 

 


少し躁状態のお父さん。

2016-10-15 22:22:01 | Weblog

「昨日お兄ちゃんが来たよ」

とうれしそうに言うお父さん。

「小説置いてってな、4巻あるんだけどもう3巻まで読んじゃった。

あんまりおもしろいから、消灯時間過ぎてもこっそり明かりをつけて読んでたよ」

という小説の題名は「村上海賊の娘」

読み終わった物を借りてきた。

一日中読書ざんまいって、うらやましいな。

それで好きなもの食べていいんだったら、私の理想の生活だ

ステロイド点滴3日目。

まだ特に副作用はでていないよう。

しいていえば、しゃべりだしたら止まらなくて少し躁状態だったけど、

いつもと変わらないと言えば変わらないか


どんなときでも暇を見つけて楽しいことをしろ。

2016-10-14 23:40:55 | Weblog

というのが、最近お父さんがよく言う言葉です。

仕事と慣れない家事とたくさんの雑用に追われて、

口が引きつって心がキーキーしている私をみていると

そういいたくなるんだろう。

お父さんはおもしろそうなことにはいつも食いつき、

なんでも自分でやってみたがるほうだった。

言われなくても、私だって楽しいことをしたい。

でも少しもヒマが全然ないし無理だよ!

楽しむ時間どころか、やらなきゃならない事をする時間もないよ!

と思っていたけれど、でも本当はわずかでも時間はあるのだ。

出勤の電車の中とか。

そういうときに、好きな音楽を聴いたり、本を読んだり、

そんなことをするだけでも心に余裕がでると思う。

(電車の中ではメールのチェックとか返信とかやっぱり雑用ぽいことしている)

少しの隙間時間を有効活用、ではなくて娯楽にあてることで、

本来の自分に還れるような気がする。

 

お父さんは逆にありあまった時間を、本を読んだり、英単語を覚えたり、

ダンス音楽を聴いたりして

「こんなにゆっくり本を読めるなんてある意味贅沢だな」

と言ったりして、少しでも楽しむように過ごそうとしている。

その態度はなかなかいいなあと思う。

まあそろそろ爆発するかもしれないが

 

 

イエスキリストが

「楽しみなさい。笑いなさい。」

みたいなこと言っているらしいけど、

それでいくとお父さんは意外なことに

キリスト教精神を持っていることになるかも