話を聞くと、自転車で転んだ時、頭もガードレールにぶつけ、
左を下にして転んだそう。幸い道ゆく親切な人に助けられ、
家まで送ってもらったそうだ。救急車呼びますか、と言われたけれど、
「救急車呼ぶと結局お前がこなくちゃならなくなると思って、
家に帰ってきて自分で手当てした」
そうです。私は零細企業で働いていて代わりの人員がいないのですが、
何回もお父さんの救急受診のために急に仕事にいけないことがあって、
もうがけっぷちなのです
それだけは覚えていて気を使ったか、と思うとまあ不憫な気持ちも
ほんーの少しだけ起こります
頭も打っているので、結局、皮膚科、整形、脳外科と受診しました。
幸い頭と骨には異常なかったけれど、皮膚科の先生には、
「よく救急車呼ばなかったね」
とあきれられました。皮膚の状態は、
「ちょっと手に負えないから形成の先生に交代する。移植するかも」
と言われました。
で、お父さんが耳にタコが出るくらい言っていたのが。。
「いやー、行きは大丈夫だったんですよ、調子よく乗れたんだけど、
帰りに荷物いっぱいハンドルにかけてたらバランス崩して。
行きは大丈夫だったんだ行きは。」
どうやら、デイサービスの車の中から見た、最近できたスーパーにいきたくてしようがなかったようです。
じゃがいもとか重いものばかり入ったレジ袋が二つ、テーブルにおいてありました。
自分を過信するにもほどがあるよ!
と思う側から
「行きはだいじょうぶだったんだ、行きは」
と言い続ける父。
‥こりゃまたやるな、リベンジ。