お父さんは工業高校の教師だったため、左官屋さんや大工さんなど職人になった教え子も多いのです。子供の頃うちの実家を建て増ししたのですが教え子さんがやってくれました。壁を手際よく、きれいに平らに塗っていく左官屋さん。それはとても気持ちよさそうにみえました。しばらく一緒にみていたお父さんも、「俺にもやらせろ!」と塗りだしたのです。仕様がねえなあ、と教え子さんの苦笑いも尻目に「俺もなかなかうまいだろう。」と上機嫌。確かにしろうとにしてはまあまあの出来栄えだった。しかし!
半年もしないうちにお父さんの塗った部分だけ壁がボロボロ落ちてきたのだ!
さすがあいつはああ見えてもプロだなあ。
とお父さんは感心してつぶやき、
職人さんってかっこいいなあ、と
私は子供心に思ったものでした。
半年もしないうちにお父さんの塗った部分だけ壁がボロボロ落ちてきたのだ!
さすがあいつはああ見えてもプロだなあ。
とお父さんは感心してつぶやき、
職人さんってかっこいいなあ、と
私は子供心に思ったものでした。
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