日光山輪王寺「三仏堂」では昭和大修理に続きおよそ半世紀ぶりの平成大修理が行われている。薬師如来、阿弥陀如来、釈迦如来を本尊として祀る「三仏堂」は、平成25年6月1日より平成31年3月31日までの予定で写真のようにすっぽりと「素屋根(すやね)」(高さ37m・幅66m・奥行40m)で覆われていて、その前面壁には巨大な三仏堂の絵が浮かび上がっている。長い期間の修理中でも内部回廊沿いでは本尊をはじめ多くの仏像をすぐ目の前で見学し、また7階まで続く金属製の階段を上がりながらガラス窓越しに工事進行中の様子も見ることができる。この写真で「素屋根」上部の小さなガラス窓が並んでいる部分が最上階7階の「天空回廊」で、地上27mの高さから内外の眺めを楽しむことができる日光の新しい名所となっている。
写真左端には鐘楼脇の満開の桜が見えるが、階段右端上の樹齢500年の名木「金剛桜」は遅咲きでまだ一輪も咲いていなかった。受付で聞いてみると5月連休ごろには咲き始めるという。
昨年4月20日に訪れて内部見学した時にはまだ屋根までは工事が進んでいなかった。2016年4月29日の更新記事にはその時に撮影した写真を掲載している。今回は日曜日なので工事関係者の姿は見えなかった。(天空回廊の一階下の6階ガラス窓から撮影)
最上階7階天空回廊の内側のガラス窓から撮影した工事現場の様子。
天空回廊のガラス窓越しに撮影。真下の階段下に団体見学者が集まって説明を聞いている。
天空回廊からの日光門前町からはるか彼方までの展望。
素屋根の裏側へ下りて輪王寺本堂から東照宮へと向かう。
三仏堂裏手の池には昨年と同様に水芭蕉が咲いていた。
昨年は気付かなかったが同じ池の畔にわさびの花も咲いていた。
(2017/4/23 撮影)
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