「袋田の滝」(茨城県奥久慈大子町):高さ120m、幅73mで四段になって流れ落ちるという規模の大きさで、和歌山県の「那智の滝」・栃木県の「華厳の滝」とならび「日本三名瀑」の一つに数えられる大迫力の滝である。
<一枚目>滝下へ向かうトンネルに入り一番下の滝見台から見上げて撮影した一枚。この位置からは滝中段から滝つぼまでの繊細な流れを楽しむことができる。流れの両脇には山吹の花が咲いていた。
<二枚目>更にトンネルの奥に入り、エレベーターで二段になった展望台に上がり少しずつ異なるアングルで滝の姿を眺めることができる。この写真は最上段の展望台から撮影した。ここからは茂みに隠れた一番下の滝つぼまでは見ることが出来ないが、高さ120mの滝の最上段までを見ることができる。季節感を表すために右上隅には山桜を、左下隅には山吹の花を入れてシャッターを切った。
わずか二枚の写真ではとてもこの滝の大迫力を表現することは難しい。望遠レンズを使い、時間をかけて滝のあちこちの部分的な流れのアップ写真もたくさん撮影して並べるとこの巨大な滝のすばらしさを表現することができるだろう。日本三名瀑のうち「華厳の滝」と「袋田の滝」は関東の隣県で一日の間に移動してもそれほど時間はかからずありがたいことだといつも思う。
「袋田の滝」は他の滝ではほとんど見られない特別の「個性」があり、厳冬期に流れが完全氷結すると、高さ・斜度・幅など条件が良いため雄大な「アイスクライミング」のゲレンデとなることで知られている。袋田の滝の案内パンフなどにもその様子を撮影した写真が必ず入っている。まだ厳冬期には一度もここを訪れていないので、次回はぜひそれを自分の目で見て写真撮影もしたいと思っている。 (2016/4/21 撮影)
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