関東地方は秋雨前線の影響で11日以後一週間連続で雨模様の天気予報となっている。昨日は一時にわか雨もあったが晴れ間が多く各地でいっせいに稲刈りが行われていた。小湊鉄道沿線など車を走らせて様子を見て回った。台風10号が関東地方直撃、台風12号も房総東岸通過により、全体的に稲刈りは例年よりすこし早めに行われたように見受けられた。まだ稲刈りが済んでいない田んぼの稲はほとんどが強風のために倒れていて、これからの稲刈り作業もさぞたいへんであろうと思われた。
桜の季節、田植えや稲刈りの時期にはカメラマンが多く集まる小湊鉄道「飯給(いたぶ)駅」では線路両脇の田んぼの稲刈りは完全に終わっていたが、駐車スペースには小型の観光バスが入っていた。バスは東京からやってきた写真愛好家団体のツアーバスで、小さな無人駅舎の周りで20人以上の人たちがまもなく到着する上り列車を待ち構えていた。その人たちの姿が列車で隠れる瞬間を待ってシャッターを切った。
この駅では地元のボランティアの人たちにより毎年田んぼの脇に案山子が立てられていて、写真のようなアングルでの写真もカメラ雑誌などで見かけることが多い。線路脇の稲刈り作業と一緒に撮影できればもっといいのだが、なかなかその作業の日に予定をあわせるのが難しい。この写真は「小さな旅」の記録として残しておきたいと思う。 (2016/9/10 撮影)
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