2016/2/10: 朝から風速10mを超える寒風が身に沁みる一日。千葉県市川市の京成中山駅で下車し、日蓮宗大本山中山法華経寺境内から住宅街を抜けて東山魁夷記念館へと通じる道を散策した。この道は東山魁夷記念館の年数回の新しい特別展が始まるたびに毎年歩いて往復している。真冬の時期は途中の寺院境内や記念館庭園などに花がほとんど見かけられず寂しいが、特別展はいつも内容が深く見ごたえがあるので楽しみにしている。
いつものことだが、まずは中山法華経寺参道脇に並ぶいくつかの塔頭寺院の中の「安世院」に立ち寄り庭園を散策した。この庭園はごく自然な雰囲気の草むらの中にいろいろなきれいな花が顔をのぞかせているので、それらを探しながら歩くのがとても楽しい。だがさすがにまだまだ花の少ない時期で花はほんのわずかしか見つけることができなかった。
門を入ってすぐ両脇の草むらのなかに見つけたのは寒風に吹かれて揺れる純白の小さな花「スノードロップ」だった。草丈はほんの10cmほどで小さく可憐な姿を見せてくれた。強風で揺れていてカメラを構えてもなかなかシャッターが切れない。やっと撮影できた二枚の写真をこの日の記録としてアップしておくことにしよう。
温かい春になるとたくさんの花が目に付くがなかなかみつからない。次にやっと見つけたのがこの青い「クロッカス」。草むらの中からやっと顔を出して二輪仲良く並んで可憐に咲き始めていた。
本堂脇の植え込みに紅白の梅が咲いていた。ここだけが早春らしい雰囲気で、紅梅を背後にぼかして白梅を思い切りアップして撮影した。
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