![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/78/af/026423b11af251c1ce455f2e7850e11e.jpg)
「豊英(とよふさ)大滝」上段の流れ。幅は約20mある。滝つぼは危険なほどの深さはなく適度で、真夏には子供たちが浮き輪を使って遊んだり泳いだりして楽しんでいる。小学校高学年の男の子たちなら水量がもうすこし少なければ滝左端岩壁の下部から飛び込みもできる。また滝写真愛好家なら滝右端の上部に岩盤の窪みがあって水が勢いよく跳ね上がっている部分に目がとまる。それが滝の主要な姿となっている場合は細かな滝の分類では「跳ね滝」になり、滝好き仲間では「ひょんぐり(滝)」と呼んでいる。ウェブサイトでも「ひょんぐり滝」で検索することができる。この種類の滝はそう簡単に行ける場所にはめったに見られず、多くの場合山深い場所まで上る必要があるのでなかなかめずらしい眺めになる。この滝に何度もやってくるのは、実はこの「ひょんぐり」の魅力に惹かれているためだといえる。千葉市内の自宅から車で2時間も走れば会えるのでこんなに楽しいことはない。
***左上の緑の葉は8月になると花を咲かせる「タマアジサイ(玉紫陽花)」です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1d/ef/85f19fe9b07621c469276b9baaeef291.jpg)
この滝撮影ではいちばんお気に入りの右端からのアングルでゆっくり時間をかけて何度もシャッターを切った。もし滝仲間の写真展で画題をつけるなら「ひょんぐり」になるかもしれないがそのような機会はない。この位置でゆっくり過ごせればじゅうぶん元気がでる。この日は二時間以上もこの滝景色独り占めで、だれ一人撮影にやってくる人はいなかった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3b/16/104f90fdfbea97dee2292950762490dd.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/8b/f7fe8dfdfa8ef82aa17d944fd7146b0d.jpg)
ひと休みした後、滝下段の流れを上から覗き込んで撮影した。複雑で滑らかな岩盤上を流れ落ちる水の動きが繊細でおもしろく、ここでもゆっくり時間をかけて撮影を楽しむことができた。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます