内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

今日日本から届いた本について

2018-11-12 23:59:59 | 読游摘録

 今日、先週アマゾンに注文した23冊の本が日本から届いた。土日を挟んだので発送から4日かかったが、それでも以前に比べれば格段に速くなった。もちろん送料もそれなりにかかる。だから、通常、急ぎではないときは、東京の妹夫婦の住所宛に届けてもらい、預かっておいてもらって、一時帰国の際にそれを引き取り、こちらに戻ってくるということを繰り返している。ただ古本屋の場合、海外発送を受け付けないことも多く、その場合も保管しておいてもらう。
 今回、こちらに直接届けてもらった主な理由は、少し急ぎだからということだが、この年末年始の一時帰国の際には、スーツケース一つ23キロが上限なので、これでは大した量は持ち帰れないということもある。
 今回注文した23冊は、文庫本が17冊、平凡社ライブラリー版が6冊だった。内訳は、『完訳 フロイス日本史』(中公文庫、全12巻)、ルイス・フロイス『ヨーロッパ文化と日本文化』(岩波文庫)、『源氏物語(四)』(岩波文庫)、網野善彦『東と西の語る日本の歴史』(講談社学術文庫)、『日本の中世に何が起きたか』(角川ソフィア文庫)、『異形の王権』『[増補] 無縁・公界・楽』『日本中世の百姓と職能民』(以上3冊、平凡社ライブラリー)、黒田日出男『絵画史料で歴史を読む』(ちくま学芸文庫)、『[増補] 姿としぐさの中世史』(平凡社ライブラリー)、五味文彦『平家物語、史と説話』、ノーマン・マルコム『ウィトゲンシュタイン 天才哲学者の思い出』(以上2冊、平凡社ライブラリー)である。
 ルイス・フロイスと黒田日出男の著作は、今週と来週の講義で使うため。網野善彦のは、すでに電子版でもっているのもあるが、代表作は一通り紙の本で持っておきたいと思ったから。『源氏物語』(全9冊)は現在刊行中。第四巻は最新刊(九月刊)。最新の研究を反映した本文と訳注が見開き二頁に収められていて、とても読みやすいので、刊行されるとすぐに購入している。五味文彦のこの名著の電子版はすでに持っているが、やはりどうしても紙の本で読みたいと思ったから。マルコムのウィトゲンシュタイン伝は、講談社新書の旧版が手元にあるが、すでに相当に傷んでいるので、この平凡社ライブラリー版を買った。訳者である板坂元のライブラリー版あとがきと飯田隆氏による解説付。












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