内的自己対話-川の畔のささめごと

日々考えていることをフランスから発信しています。自分の研究生活に関わる話題が多いですが、時に日常生活雑記も含まれます。

ワークショップ「日本研究とトランスナショナリズム」第一日目

2021-10-29 23:59:59 | 雑感

 午前6時から7時までジョギング。9,7キロ走る。9時過ぎ、自宅を出る。9時50分発のTERでコルマールに向かう。10時25分コルマール駅着。CEEJAの新拠点は市内にあり、駅から徒歩で数分である。コルマールから車で20分近くかかり、他に交通手段もなかったキンツハイムに比べれば格段に便利になった。規模はもちろん比較にならないほど小さくなったが、十人程度の会議を開くには十分なスペースが敷地内にある。
 ワークショップは、フランスと日本とアメリカとをZOOMで繋いで、ヨーロッパ中央時間で11時から17時まで、途中三度の休憩を挟んで行われた(三日間のプログラムはこちらをご覧になられたし)。
 CEEJAの学術担当副所長パウエル教授の開会の辞と初日のチェアマン、日文研の坪井秀人教授のイントロダクションの後、最初のキーノートは、我が日本学科の同僚サンドラ・シャール教授による女工哀史についての講演。トランスナショナルとは直接関係のないテーマだったが、若き外国人研究者としての彼女がインタビュー当時すでに高齢の元女工たちにアプローチすること自体がトランスナショナルなあり方であると言えると思った。それに続いて、大学院研究生による二つの発表。前者は日本から、後者はパリからの遠隔発表。前者の発表が私にはことのほか面白かった。初日の締めは、二つの目のキーノート。アメリカからコーネル大学の酒井直樹教授の講演。一時間半を超える超重量級のご講演。
 ワークショップ終了後、日本とアメリカからの参加者はそこでお開きとなったが、現地参加で最後までの残った7人でコルマール駅前のレストランで会食。コルマールに滞在中のホテルか自宅がある他の参加者たちにレストランで別れを告げ、私ひとり、デザートを食べ終えたところでストラスブールに帰る電車に飛び乗る。
 自宅に帰り着いたのは午後11時過ぎだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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