南町の独り言

様々な旅人たちが、日ごと行きかふ南町。
月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

聴くということ

2009-05-09 16:53:00 | Weblog

“きく”という単語に当てはまる漢字は、「聴く」、「聞く」、「訊く」などがあります。
日常生活の中で私たちの耳に入ってくる人の声や風の音や街角に流れる音楽を“きく”のは、「聞く」です。
耳に入った音は右から左へ消えていきます。

ところが相談者などの声や、好きな音楽を“きく”のは、「聴く」ですね。
「聴く」という漢字は、“十四の心”を聴くという意味があります。
深く相手の相談を聴いていると必ず相手の心の琴線に触れます。
14人に聴けば14の異なる心に触れ、100人に聴けば100の異なる心に触れます。
ただ単純に「聴く」という行為に精通するだけでも、実に気の遠くなるような学習と経験が必要です。

今日はそんな勉強をしながら、私自身の心のリハビリをおこないました。