南町の独り言

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月日は百代の過客、今日もまた旅人が…。

地域に根ざした運動・・・1年目の総括

2008-08-27 17:03:08 | ユニオン

22日に行われた会議(地協議長&事務局長&3役合同会議)で、この1年間の取り組み状況を振り返った。
モデル地協構想で「新たに取り組む機能」として提起した4つの内容について結果を検証。
あらためてスタッフや地協役員の努力に頭が下がる思いである。

まずは①労働相談機能の充実だ。
2005年度:266件→2006年度:489件(この年から労働相談街宣を毎月定例化)→2007年度:766件→2008年度:1064件(21日現在)。

次は②個別の交渉機能
地域ユニオン結成(06年10月)後、団体交渉13件、労基署同行15件、その他3件。
現組合員数57名。

③組織拡大機能
2組合結成済み、1組合準備中、1組合「労働債権確保用」組合結成。

④中小労組支援機能
ミニマム運動としての「個別賃金分析システム」参加データー数15万人目標。  
2005年:15,309人→06年:22,722人→07年:22,954人。

特にこの1年間は、「モデル地協」から「ブロック体制」へと大きく変化させ活動を進めてきた。
従来からの取り組みである地協活動の強化も決して怠たったりしていない。(①政策立案・提言機能の強化、②政治活動の強化)
苦労の毎日ではあるが、充実した1年間だった。
会議の中でいただいた意見もおおむね前向き(評価)の声が多かったように思う。
足らざるを足して、さらなる前進を図りたいと思う。

なんとしても連合評価委員会が予言する労働運動の沈没だけは避けなければならない。
そうはいっても限られたスタッフのみでは限界があるのも事実だ。
中部事務所では、昨晩遅くまで倒産企業の対応に追われていたし、今日東部事務所へ足を向けたら相談者が訪ねてきてゆっくりと話もできないくらいであった。
こんな状況でも前向きな取り組みができるのは地協役員の協力あればこそ・・。
スタート直後はスタッフのパワーが外へ向くことに批判的な声もあったが、今では積極的に街宣活動や電話相談にも協力してくれるようになった。

“攻求心 守離心” 苦しくても攻め抜くことで求心力は高まる。
内に篭って守りに入れば楽はできるが、それでは遠心力が働いて組織は離散する。
“攻求心 守離心” この言葉を噛み締めながら2年目の補強案を考えていきたい。