城郭探訪

yamaziro

小幡館  近江国(五個荘)

2014年07月09日 | 居館

 善住寺本堂裏の墓石

お城のデータ

所在地:東近江市五個荘小幡町  (神崎郡五個荘町小幡)  map:http://yahoo.jp/jeh0RS

築 城期:織豊期

築 城者:広田与三左衛門重元カ

初城主: 広田与三左衛門重元ヵ

区 分:平城

遺 構: -

城域 : -

目標地:善住寺、小幡神社

駐車場:善住寺

訪城日:2014.7.9

         

お城の概要

五個荘は、近江盆地(湖東平野)に位置する。町域の東部を愛知川、西部を繖山(きぬがさやま)主峰は観音寺山)、南部を箕作山(みつくりやま)、北東部を和田山によって画され、中央部は平地が広がる。平地では東部に大同川(だいどうがわ)、西部に天保川(てんぽうがわ)、北西部に瓜生川(うりゅうがわ)が流れる。

小幡地区の「小幡神社及び善住寺」の一帯が小幡城(館)の跡であると云われている。

善住寺本堂の裏に、敷地内から出てきたのであろうと思われる、墓石が並べられている。

 五個荘町史には、村々の地蔵を善住寺(八日市道筋と字的場町筋)に・長宝寺・正眼寺に祀られ明治5年【石地蔵像取片附御届書」に・・・その後元の場所に場所に戻されたようである・・・。

小幡地区・善住寺は、前を中山道が通り「小幡市場」として栄え、裏は大同川で堀川となり、東に進むと愛知川、愛知川宿・・街道の要地。

 

歴 史

九里家の伝承・・・高野の殿屋敷・・・「広田与三左衛門重元、累世江州小幡ニ家ス、織田信長公城ヲ安土ニ構フ、時ニ小幡ノ住民ヲシテ城下ニ移サ使ム、後城傾類ニ及ビ信長公ノ八男、武蔵守信吉道ト公、館ヲ同州高野邑ニ建ツ。復タ小幡ノ巨家ヲ移シ館下ニ置ク、乃チ重元其一人。此レ自リ高野ヲ以テ居住ト為ス、慶長四巳亥九月廿四日卒ス、本源院天景宗祐居士ト号ス。・・・九里与三左衛門、故有リテ性ヲ改ム、九里者母方ノ性也・・・と。(滋賀県中世城郭分布調査4)

五個荘町史に、土豪 吉居三河守の名が見えるが、詳細不明

小幡郷は日吉社領にして、「日吉大宮人」小幡住人といて目安・・・云々(今堀日吉神社文書)に名が記してある。

 小幡の正眼寺は、寺伝によると建武年間(1334~38)にこの村の土豪吉居三河守の創建で、元正眼庵・・・云々と

近江商人の祖・小幡商人は、保内商人と共に、平安期には活躍している。(今堀神社)

参考資料:滋賀県中世城郭分布調査、淡海の城

 

 本日も訪問、ありがとうございました。感謝!!


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