目標地点:佐久良川の南側の鉄塔2本(日野町原集落の西約300m)
お城のデータ
所在地::蒲生郡日野町原 map:http://yahoo.jp/QutmAR
現 状:山林
遺 構:曲輪・土塁・空堀・堀切・土橋・井戸・馬出虎口
区 分:丘城
築城期:戦国期
築城者:小倉氏
城 主:園城式部大輔
標 高:262.7m 比高差:18m
目標地:佐久良川の南側の鉄塔2本(日野町原集落の西約300m)
駐車場:農道路上駐車駐車場
訪城日:2013.8.9
お城の概要
方形郭が複数で一つの城を構成されている。方形の土塁・郭跡・虎口・馬出虎口がよく残ります。
園城は日野町の北東端、原集落のすぐ西側で、佐久良川南岸丘陵上の標高262.7m・比高18mに所在する。
城跡の一部は「里山リニューアル事業」によって少しだけ整備されている。
頂部には東西45m×南北25mのほぼ方形で、南辺以外が土塁で廻らされた主郭が存在する。土塁の高さは平均約2mで、土塁のない南辺も鋭い切岸となり容易に侵入できない。
虎口と思われる開口部は北西と北東の2ヶ所に設けられ、北西には大きな井戸が残っている。
主郭を囲むように四方に空堀が廻り、深さは不均等だが主郭から見て平均約4mを誇る。空堀外側は西側以外の三方に土塁が付属している。
主郭西側には空堀を挟んで三角形の小曲輪がある。その西側は堀切に土橋が架かり、さらに西側へ続く丘陵尾根部に連結する。この尾根部は土橋付近には土塁状の高まりがあるが、それ以外はほぼ自然地形である。
主郭とその西側の小曲輪の北側には「く」の字形の土塁が設けられているが、これは虎口関連施設に見えた。
主郭のある丘陵の東と南麓は、土塁で区画された削平地が広がっている。後世の水田跡にも見えるが、特に南麓の土塁は水田にしては高く、館跡の様相である。またその南側の水田を挟んだ対面の山林内にも土塁をもつ削平地が存在するが、どこまでが城遺構か判断がつかない。
園城はコンパクトだが防御性に優れた、訪れやすいなかなか良い城だった。
歴 史
佐久良城の小倉氏の支城のひとつです。
詳細不明。
蒲生郡志に園城式部大輔邸跡とあるが、これは同町杣の遠城を指す。
その他日野町内には三十坪に小字園城、小御門の小字忍城など類似した地名が複数存在し、関連性が?
獣害防止ネットの黄い扉から、入れます。(出入り後必ず開閉止めを)
農道から2m・・・一応、橋・階段はついてます
階段部分
農道から、主郭の土塁を見上げる
駐車可能、三叉路(普通車1台!)http://yahoo.jp/AxYRMG
原集落への県道より西 (遠望)
目標地点:佐久良川の南側の鉄塔2本(日野町原集落の西約300m)
参考資料:滋賀県中世城郭分布調査、淡海の城、日本城郭体系11、近江の城郭、
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