城郭探訪

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新宮支城 近江国(甲賀・甲南)

2018年01月25日 | 丘陵城

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 新宮支城

お城のデータ
所在地:甲賀市甲南町新治 (旧:甲賀郡甲南町新治) map:https://yahoo.jp/gAp3nc
目標地:善願寺・新宮神社

区 分:丘城

標高:230m 比高:30m 

現 況:山林
遺 構:土塁・堀・碑・説明板
築城期:室町期

築城者:服部氏

改築期:織豊期

駐車場:路上駐車

訪問日:2018.1.20

写真集:https://www.facebook.com/osamu.tanaka.5074/posts/983492035146705

    https://www.facebook.com/osamu.tanaka.5074/posts/983493765146532

    https://www.facebook.com/osamu.tanaka.5074/posts/983507701811805

お城の概要

 主郭は、3mほどの高さの土塁で四方を囲み、およそ30m×30mの大きさの規模で、虎口を東に向けています。                                                            この城の特徴は、虎口に至る緩斜面に、土塁で屈折させた枡形状の進入路を設けていることで、容易に主郭に至れないような工夫を施しています。また要所に堀切を設けたり、竪堀を掘るなど、従来の単郭方形型の城郭を基本としながらも、様々な防御機能が備えられており、築城技術の発展の様子を見ることができます。

住宅団地の東側と灌漑用の池(大門池)と県道49号線に挟まれた丘陵の雑木林の中に新宮城と新宮支城があります。                                  

西側は崖のようになっており、自然の地形を切岸・城内を平削し土塁に積み上げ9m位。北側と南側には堀切状の堀があり、尾根を断ち切る堀切というより横堀が北側と南側に付属しているという感じで、西側は周囲より低い沢のような地形で、東側は麓に向かって急な斜面になってますが、比高20m程度ですから堀切・・・自然の磯尾川を堀にして、作事・縄張りした 主郭は東側から斜面を掘り込んで作られたようで、西側は掘り残しの土塁で、主郭内より7m程度あるでしょうか。そのほかは盛り上げた土塁で東側に虎口があります。虎口より北東に向かって細長い削平地が存在します。また、一段下がったところに北側に仕切り土塁を持つ広い郭もあります。

磯尾川を前堀に、大門池を水掘に利用した、途中に城址碑が建っていて、路肩駐車を攻め込む。

お城の歴史

 中世の甲賀郡は、武士達が一族を単位として地域的に連合し、共和的な自治組織を作っていました。これを甲賀郡中惣。この一族毎に複数の城郭を構えたことにより、甲賀郡には、300余の極めてたくさんの城が築かれた。新宮城、新宮支城もその一つです。

織田信長の近江侵略で、佐々木六角観音寺城から逃れ甲賀郡へ、石部・三雲・杉谷・伊賀へ・・対信長の為か、織豊期の城郭技法が見られる。画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、立ってる(複数の人)、木、屋外、自然画像に含まれている可能性があるもの:1人以上、木、植物、屋外、自然画像に含まれている可能性があるもの:植物、木、屋外、自然画像に含まれている可能性があるもの:木、植物、屋外、自然写真の説明はありません。画像に含まれている可能性があるもの:屋外画像に含まれている可能性があるもの:スケッチ踏査図:長谷川博美氏

 

参考資料:『滋賀県中世城郭分布調査』・現地説明板・城歩会資料・『甲賀市史七巻 甲賀の城』

本日の訪問ありがとうございす!!


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