城郭探訪

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石田三成を知って!

2016年02月14日 | 武将

人情味ある三成を知って! 滋賀県が特設サイト

滋賀県が「石田三成の魅力を発信したい」と立ち上げたインターネットの特設サイト(大津市・県庁)

 冷酷な策士ではなく、真っすぐな人物だった-。滋賀県がこのほど、湖国ゆかりの戦国武将石田三成の魅力を知ってもらおうと、インターネットに特設サイトを立ち上げた。小説などでは悪人に描かれがちだったが、近年は人情味のある人物像へ光があたる。

 NHKの大河ドラマ「真田丸」でも活躍が期待されるなか、サイトでは人柄を表すエピソードや、県内のゆかりの地を紹介。県は「好機を捉え、魅力を発信したい。地域に残る逸話にこそ、本当の人物像がある」とする。

 三成は現在の長浜市出身で、豊臣秀吉を支えた側近として知られる。関ケ原の合戦では敗軍の将となり、江戸時代以降は悪役として冷酷なイメージが強調されたともいわれる。近年、人物像の再評価が進む一方、戦国武将を扱ったテレビゲームでは端正なマスクのキャラクターとして登場し、人気が出始めている。

 サイトでは、大阪城での茶会のエピソードなどを紹介。皮膚病を患っていた大谷吉継が飲んだ濃茶の茶わんでも、親友思いの三成が「のどが渇いて仕方ない」と一息で飲み干したという話や、実直な性格を示す逸話などを並べ、当時の人物相関図も載せている。

 県内では2014年に、長浜と米原、彦根の3市などが「三成会議」を発足。ゆかりの名所を巡る「三成タクシー」などを企画しており、県広報課は「今後、三成のように『補佐役』として取り組みをバックアップしたい」とする。

 3月にはサイトでオリジナル動画の公開を予定し、

3月5日には東京都内で「真田丸」で三成を演じる俳優山本耕史さんのトークショーを企画する。また、

3月26日には彦根市の県立大交流センターで「三成フェス」を開催、歴史学者の基調講演など多彩に催す。フェスは参加無料で、事前申し込みが必要。問い合わせは県広報課TEL077(528)3041。

資料:京都新聞


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