北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

米FRB議長・バーナンキの金融政策

2012年12月12日 | 日記
2期目のオバマ政権にとって就任式以前の大問題は、言わずと知れた「財政の崖」問題です。ブッシュ減税の終了と米連邦政府予算の強制的歳出削減。民主党と共和党との政治取引によって、崖からの転落は「回避」されるのかもしれませんが、矛盾の本質的克服にならないことも周知の事実です。この状況に対して米FRB(連邦準備制度理事会)議長・バーナンキが打った手が、QE3―さらなる超金融緩和政策です。前議長・グリーンスパンは学者出身の経済実務に携わるアナリストでしたが、このバーナンキという人物は経済学者で、専攻テーマは29年大恐慌とか。彼の29年大恐慌総括は、金融政策の出動が遅れたので大恐慌事態を招来したというもの。彼にとってQE発動は経済理論どおりで、まったく正しい対処ということになるわけですが、それが「3」にまで進んでいる事態はどうとらえているのでしょう?超金融緩和政策は、確かに経済の心臓が即時ストップすることは回避しえていますが、経済全体の体力をさらに衰弱させていることも確かで、いずれにせよ近々死が訪れることを阻止することはできません。

山本太郎さん阿佐ヶ谷駅で街頭宣伝

2012年12月11日 | 日記
衆院選東京8区に立候補している山本太郎さんの阿佐ヶ谷駅街宣を見ました。今年一番の寒さの中でしたが、阿佐ヶ谷駅頭には軽く250人を超える帰宅中の人たち、あるいはわざわざ出かけてきた人たちが黒山を築いていました。人の足を止める力がありますね。さて、この勢いをどう票に結びつけるかです。
こうした事態について、「杉並の市民運動が大きく三つに割れた」「不幸な結果」なるコメントをしている区議会議員もいるようですが、本当にくだらないです!「杉並の脱原発運動は超党派で進めてきた」とか言っていますが、「原発廃炉」の主張と、「30年代脱原発」とか「原発ゼロ」(かつての「核の平和利用」推進路線には口をぬぐって…)などの論理が、選挙の中で「超党派」的に統括されるわけがありません。原発という最大のシングル・イシューで合致しないのですから、統一戦線など成り立ちえようはずもなく、たんなる「野合」論でしかないと言わざるをえません。議席を獲得するためなら何でも…という論理は、現在の議会・議員にとことん嫌気を催している民意、「どの政党にも投票したくない選挙」という民意を愚弄するものです。

義父の葬儀

2012年12月10日 | 日記
先週の水曜日に義父が亡くなり、葬儀のために鹿児島に行っていました。葬儀を仕切る親族の大変さは相当なのものです。遺された義母をはじめ、親族一同の健康を祈ります。日頃会う機会のない兄弟姉妹と親しく語り合うことができ、これも亡くなった義父の引き合わせですね。


地元の霊峰・金峰山

衆院選公示

2012年12月04日 | 日記
反原発活動の先頭に立っている俳優・山本太郎さんが、東京8区(杉並)から立候補しました。「反核運動発祥の地である杉並で」「原発推進の自民党最強の候補者がいるから」と。やっぱり骨ありますね!“無風”と思われていた8区が、一気におもしろそうな情勢になりました。

NAZEN杉並反核学習会

2012年12月03日 | 日記
「『ビキニ事件』と杉並の原水爆禁止署名運動」と題する学習会の後編です。前編では「ビキニ事件」の経緯について学び、後編では原水爆禁止署名運動について学びます。とりわけ今回は、世田谷地区労顧問・花輪不二男さんにきていただき、労働組合運動の現場における原水爆禁止運動について語ってもらいました。これがおもしろかった!労働現場の原水爆禁止運動が、反幹部闘争や労組活動家育成などの組合再生につながる闘いだったことが、体験としてよくわかりました。現在の階級的労働運動にとっても、きわめて重要な視点ですね。