北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

総選挙の結果から見えてくることⅡ

2012年12月18日 | 日記
総選挙にしろ都知事選挙にしろ、社共ブロックの凋落(議会主義的にも!)は目を覆うばかりの底なしです。これだけ自民党政治・民主党政治の破産が明白になっても、対抗勢力としてまったく認知されていません。久々の“革新統一”候補の形成に何らかの意味はあるのでは…と思ってもみましたが、勢いの片鱗を見ることもないままの惨憺たる結果でした。これは、連合・全労連の体制内労働運動としての破産でもあります。連合東京は猪瀬支持で延命を図ろうとしましたが、みずから墓穴を掘ったにすぎませんでした。いよいよ階級的労働運動-闘う労働組合の再生こそ、こうした事態に対する労働者人民の回答でなくてはなりません。
維新の会へのマスメディア評価については、ある種の懸念をもちます。確かに小選挙区・比例ブロック(とりわけ東日本-東京で)とも、選挙戦前の下馬評とは大きな隔たりのある結果でした。しかも自公が圧勝したことによって、キャスティングボウトをめざしたねらいも雲散霧消してしまいました。しかし、「だからたいしたことない…」といったマスメディア評価(これは日本経団連の評価でもあるのでしょうが)は、かつてナチス登場を軽視したドイツ・ブルジョアジーの感覚に似かよったものを感じます。現代日本の労働者階級は、再登場する極右・安倍政権と串刺しにして、ファシスト橋下-石原を撃破していきましょう!