東京地方裁判所は、東京都教育委員会(都教委)が行なった世田谷区教職員組合(世教組)に所属する教育労働者Oさんに対する人事評価(業績評価)が不公正であったとする判決を出しました。民間は言うに及ばず、官公労働者にも襲いかかっている業績主義賃金制度にかかわって、資本・行政権力に大きな打撃を与える判決となりました。Oさんは、たんに自分に対する評価が不当に低いということをとりあげて訴えていたのではなく、人事評価制度そのものへの根底的批判を裁判の中でも行ないました。もちろん(?)判決の中ではその最も根幹をなす部分にはまったく触れていません。また、都教委は必ず控訴する(した?)でしょうから、高裁判決できわめて不当な反動逆転判決が出される可能性も十分あります。しかし、この判決が教育労働者に与える影響は甚大で、とりわけ自殺に追い込まれるまで酷使されている青年教育労働者にとって、「Oさんのように闘えば勝てるんだ!」という拠り所をもつことのできる“大事件”です。青年教育労働者にこの“大事件”をどんどん伝播させていくことが必要ですね。
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