北島邦彦の「すぎなみ未来BOX」

元杉並区議会議員(2007-2011)北島邦彦の活動日誌 e-mail kjmirai@jcom.home.ne.jp

「7・11」の結果をうけて政治は大流動

2010年07月27日 | 日記
辻元清美衆議院議員が社会民主党を離党しました。政権離脱時の言動から想定されていたことですが、ここまで民主党的=政権党的な発言(批判だけでは日本を変えられない、政策実現が遠のく…云々)をされると、「無所属」というありようが空虚に聞こえます。社会民主党からの離脱と言われますが、“体制内”政党としての社会民主党を彼女が最もよく体現しているのかもしれません。そうであるがゆえに、これで社会民主党の歴史も終わった…の感が強いですね。国鉄1047名解雇撤回闘争の幕引き策動は、文字どおり社会民主党という政党みずからの終焉を表現する行為でした。自壊の道を選ぶのなら、900人を超える解雇された国鉄労働者や100万人と言われる支援陣形の労働者を道連れにするなってことです。
この辻元事件と本質的に同じ動向として、杉並区議会における会派の大改編がありました。民主党の大部分と自民党の主流派(?)的部分が統一会派=「新しい杉並」を結成し、そこに数人が加わって17人の第1党になりました。これが田中区政を支える与党の軸になるというのです。ここで特徴的なのは、民主党と自民党の一部とが合流したのではなく、民主党の大部分が民主党杉並区議団から離脱して自民党の一部と合体したという形になっていること。しかも民主党から離脱した区議のなかには、社会民主党の党籍を有している(たぶん?)区議も含まれています。「7・11」の結果をうけて国政レベルで策謀されていることも、既成政党・政治潮流が従来の枠を超えて合従連衡して資本主義の危機を突破していこうとするものでしょう。このような救国的・挙国一致的な政治体制をもって、労働者の階級的闘いの爆発を抑え込もうとしています。労働現場における組織化のぶつかりあいです!

団結ガンバローの写真がふさわしい書き込み内容だと思ったので、7・19反戦反核東京集会の写真を挿入しました。

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