「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

欧米の「ダブルスタンダード(二重基準)」を明確に非難した国際人権団体HRWのティラナ・ハサン代表<2024.1.12

2024-01-14 22:20:07 | アフリカと中東

ここまで明確に欧米の『ダブルスタンダード(二重基準)』を厳しく批判したのは初めて読みました。そもそも西側の主要メデイアでは、記事にすらなりません。AFPが記事にしたのは、日本語版では過去1年で2回目だと思います。
(都合の悪いことは、ひたすら隠す。情報統制や情報操作が分かりますか❓)

私が『ダブルスタンダード(二重基準)』を日記の中で度々指摘しているのは、全く同じ意味で指摘しています。

※以下記事から引用
『国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)のティラナ・ハサン(Tirana Hassan)代表がAFPとのインタビューで批判した内容』

「西側諸国や欧州連合(EU)加盟国が、自らの政策を推し進めるためだけに国内外の人権侵害に目をつぶるのは、偽善以外の何物でもない」

「(そうした)ダブルスタンダード(二重基準)は、グローバルサウス(新興・開発途上国)に気付かれており、人権擁護においてわれわれが頼りにしている国際機関をむしばんでいる」

『ハサン氏はとりわけイスラエルとパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)を実効支配するイスラム組織ハマス(Hamas)の軍事衝突に言及し、昨年10月7日にハマスがイスラエルの民間人を攻撃したことを一部の国は「激しく非難」したが、「イスラエル当局によるガザへの攻撃やガザでの民間人の死に対する米国、EU、その他の国々の反応は、はるかに弱かった」と指摘』

『「二重基準」は、ロシアや中国のように「(人権関連の)国際機関は自分たちのためのものではない、人権は万人に適用されない」と主張する国々によって武器として使われていると警告した。』

「2023年から得られる教訓があるとすれば、人権はその道徳的権威が均等に適用される場合にのみ存続するということだ」と述べた上で、「人権は『あるといい』ものではない。各国が適用したいときに、選択的に適用するものではない」

※グローバルサウス、あるいは第三世界の国々は、このような事実を認識しているからガザ問題でガザ市民の保護を訴えておりイスラエルを糾弾しています。
一部の国が政治的に利用している部分もありますが、本質は記事の内容の通りです。

※そう聞いても尚、欧米の曖昧な態度を許せますか❓
許せる人は、「ジェノサイドを許す側=ダブルスタンダードの立場に立つ人」です。
それは、人間としておかしいと思います。

※ウクライナ紛争も同じ問題を含んでいます。
(もっと、ひどいとも言えます。)
欧米以外の国々にウクライナを支持する国が少なくロシアを支持する国が多いのも同じ理由によります。
簡単な話!
シリア難民とウクライナ難民を比較してください。
ウクライナ難民は、随分欧米で手厚く保護されています。

もっと悲惨な状況のシリア難民は、どうです❓
シリア難民を受け入れているのは、周辺の貧しいアラブ諸国です。欧米は、それに対しどれだけ支援や援助をしています❓

NATOが自分たちの都合によりシリアの内戦に介入したから、シリア内戦は収取の付かない混乱状態が、今も続いています。その責任をNATOは、どう取るのか❓
軍事力が強ければ、何をしてもいいのですか❓
これを問われているのです。

日本政府は、ウクライナ向けに6000億円を提供すると決定しました。支援する国や地域が違うでしょう❓
もっと困っている人々や国々を支援するべきだと思います。6000億円あれば、色々な支援が出来ます。
ウクライナ支援など欧米に任せておけば、いい事です。欧米(特にアメリカ)が引き起こした戦争ですから当然、欧米が支援するべきです。


※関連記事目次
項目「アフリカと中東」の目次①
https://blog.goo.ne.jp/kitanoyamajirou/e/8e2281cde3859a8659b62d9f1680c9d2



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