「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

ロシアの(欲深・自己中)停戦条件の表明<2023・3・25ウクライナ紛争>

2023-04-08 17:18:49 | ウクライナ紛争

ワールド
2023年3月25日12:48 午前41分前更新
ロシア、ウクライナ内に非武装地帯の設定望む=プーチン氏最側近
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-russia-medvedev-idJPKBN2VQ19U

ロシアがウクライナで併合した地域周辺に非武装の緩衝地帯を設定する
70─100キロの兵器の使用を禁止する緩衝地帯を設定
首都キーウや西部リビウを掌握することが必要になる可能性がある
(発言者・メドベージェフ前大統領)

誰ぞの代わりに良く吠えることで有名な人です。
(内容は、ハチャメチャな事だけです。まともな事は聞いた事がありません。)
やはり、政権内で生き残るのに必死なんでしょうね?
まあ、一応・吹っ掛けてみよう・と言うことなのでしょう。「ダメもとで言うだけ言ってみる。言うのは、ただ。」このような発想であろうと思います。

当然、問題がありこの提案が受け入れられるには、その分だけロシアがウクライナ領を占領しウクライナが劣勢にならなければ受け入れられないでしょう。そして、もしそのようなロシアに有利な状況が生まれれば、そこでロシアの進撃が止まるはずもなく、結局ウクライナ全土の支配を目指して戦争を続行するでしょう。

吹っ掛けておいて、値切り交渉に応じて何とか現状維持で停戦に持ち込みたいのが、本音だと思います。

2023年3月24日 19:50
2023・3・24>(ロシアの超旧式戦車)T-54とT-55!いざ、出陣か?
https://smcb.jp/diaries/9015789

2023年3月24日 12:17
2023・3・24ウクライナ紛争>戦車レオパルトの供与
https://smcb.jp/diaries/9015528

春、地面が固まればこのような戦闘がロシア軍を待ち受けています。ウクライナ軍は、圧倒的に有利な体制から攻撃を仕掛けることが出来ます。

ロシア国内でも不穏な動きが、出てきています。おそらく今後も続くでしょう。

2023年3月22日 23:31
2023・3・22ウクライナ紛争>ロシアの反政府パルチザン
https://smcb.jp/diaries/9014450

もう既に激戦のバフムトでは、ウクライナ軍の反撃作戦が始まりそうな気配です。ウクライナ陸軍の(最高)司令官が言及していますから・(死にたくないのは、早く逃げろ!と、言う意味だと思います。攻撃の決定は、現地の司令官が判断するのでしょう。ゴーサインは、出ていると言う事ですね。)

バフムトに関しては、ロシア軍も無理だと悟っていると思います。そうするとロシア軍とウクライナ軍の思惑が一致する部分が出てきます。(ロシア軍は、ワグネルを潰したい。ワグネルに負け戦をやらせて、局地戦の敗北の責任を全部、ワグネルに押し付ける。多分、犠牲になるのはワグネルでしょう。政治的にも葬られます。独裁者は役に立たなくなった道具は、簡単に捨てます。)

ウクライナ軍、バフムートで「ごく近いうちに」攻勢へ 陸軍司令官
2023.03.24 Fri posted at 06:20 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35201660.html

春になり地面が固まれば、既にウクライナ軍が狙う場所も明示されています。
「ロシア軍、ザポリージャ州・メリトポリ一帯で防衛態勢を強化…主要補給路の確保図る」
2023/03/13 23:44
https://www.yomiuri.co.jp/world/20230313-OYT1T50282/

別に秘密でも何でもありません。ウクライナ政府広報がコメントしています。理由は、ここに楔を入れるとロシア軍は、南北に分断されへルソン州のロシア軍は孤軍となります。やがては、クリミアに逃げ出すしかないでしょう。

そして現在、防衛戦を行っているルハンスク州北部です。スバトボやクレミンナ方面です。ここら辺一帯をしっかり制圧します。

こうすると、南北からルハンスク州とドネツク州のロシアの占領地域を挟撃する体制を作り出すことが出来ます。誰が考えても分かる簡単な作戦計画です。

分かり切ったこの作戦計画を、ロシア軍が阻止出来るかと言うと?難しいと思います。理由は、戦車などの戦闘用車両の質と数の違いです。春になれば、西側の戦車で強化されたウクライナ軍にロシア軍が蹂躙されるのは、分かり切った話です。

分かっていても、それに対してロシア軍が打つ手はありません。せっせと防御施設を作り人手を集めてその時を、待つことしか出来ません。砲弾などの備蓄は難しいです。集めたところをハイマースで狙い撃ちされます。去年から随分、やられていますからロシア軍も学習済みでしょう。防衛すると言っても手段が、ほんどないんです。

だから、その前に何とかロシア有利の停戦交渉をしたいというのが、ロシア政府の考えでしょう。ロシア以外の誰も賛成することは、ないと思います。そんな条件で停戦しようものなら、ウクライナ国内でクーデターが起きるのは確実でしょう。

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/


(ロシアの超旧式戦車)T-54とT-55!いざ、出陣か?<2023・3・24>

2023-04-08 17:17:37 | ウクライナ紛争
 

「次は馬で出撃か?」 戦車不足のロシア、1940年代の戦車を展開して嘲笑される
2023年3月24日(金)18時10分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/03/-1940_1.php

ロシアの戦車の歴史
「T-34」
これは、ナチスドイツと戦った中戦車です。戦後も、使用されていたと思います。
「T-54」
1948年に完成。現代でも世界中で運用されている模様であるが、その実態は不明。
「T-55」
1958年に登場し、1970年代後半まで生産された。
10万輌を超える生産台数も相まって相当数が残存し、運用され続けている。中東戦争の頃に活躍。
「T-62」
1960年代に初めて生産されたT-62は、1980年代にソ連軍からほとんど退役。
「T-72」
1973年より生産が開始された第2世代主力戦車。
現在、ロシア軍が主力戦車として運用しているのがこれです。
「T-80」と「T-90」は、新型ですが数が少なく、もうないと思います。

大体、大雑把な推測でロシアの稼働可能な戦車は、約3000両と推定されています。このうち約2000両くらいは、破壊されたりウクライナ軍に捕獲されたと推測されます。
もう、既に去年の秋の段階でロシア軍は、戦車不足になり旧式の「T-62戦車」を南部ヘルソン州の戦線に投入しています。確認されているところでは、6両が破壊され、37両が無傷で放棄され、ウクライナ軍が捕獲しました。

「T-55やT-54戦車」は、それよりも古く中東戦争のころに活躍した戦車です。1948年から1973年までに4回、戦争が行われました。

古さの度合いが分かると思います。
ロシア極東の沿岸地方にある倉庫から取り出したと思われる「T-55戦車」が列車で西に運ばれている(撮影日不明)動画が、話題を呼んでいるようです。

まだ、ロシア軍の倉庫を探せば数は、膨大にあると思います。メンテナンスは、大変ですけれどね。動くことは、動くと思います。ただ戦車砲弾が問題で、50年以上前の製造でしょう。これを撃つのは、ロシアン・ルーレットではないかと思います。砲弾が劣化していれば?砲身の中で、ドカン!これは、撃ちたくないでしょう・・

しかも、ウクライナ軍の旧式戦車のT-64にだって簡単に破壊されます。西側の戦車とご対面すると、射的場の的ぐらいにしかなりません。

果たして「T-55やT-54戦車」は、ウクライナ戦線に登場するのかどうか?

「T-62戦車」の例から考えると、ロシア兵は戦場の近くに放棄して逃げると思います。前線まで行けば破壊されて戦車兵は、全員死亡です。それが、嫌だから「T-62戦車」の時は、ロシアの戦車兵はほとんど戦車を捨てて逃げたのです。

T-72戦車は、今ウクライナ領にある分だけでそれ以外ないでしょう。これだって、今年に入って大分、破壊されていますから益々、数が減っていると思います。

だから、春になればロシア軍にとっては大変な戦闘が待っていると思います。

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/


大相撲・大関昇進に挑むのは誰?<2023・3・24>

2023-04-08 17:16:31 | スポーツ

横綱・大関が少ないと言うことは、それ以下の力士には大関に挑戦するチャンスが、生まれることになります。上位との対戦がなければ、あるいは少なければチャンスは、大きくなります。

大関昇進の明確な基準は、ありません。一応、目安は?
「関脇で連続三場所の安定した好成績」であるとか、「三場所連続で三役(関脇・小結)の地位にあり、そこで通算33勝以上」
その通りになるわけでは、ありませんが目安ではあります。

だから、関脇と小結の地位にいる力士には、全員チャンスがあります。昨日時点での成績は?
東関脇・若隆景 6勝6敗 29歳
西関脇・豊昇龍 8勝4敗 23歳
東関脇・若元春 9勝3敗 29歳
(西小結で9勝6敗)
東小結・霧馬山 9勝3敗 26歳
(西小結で9勝6敗・東小結で11勝4敗)
西小結・琴ノ若 9勝3敗 25歳
(西小結で9勝3敗)
東小結・大栄翔 10勝2敗 29歳

大体、これが対象になります。
3場所連続3役在位で33勝が目安ですから、11勝以上勝っておきたいところです。残り3日。まだ、取り組みが残っている者もいますから、星の潰し合いもあります。
今場所とあと、2場所。
今は、誰にでもチャンスがあるでしょう。
東関脇・若隆景は、やや苦しいかなと言うところ。
また、年齢が高い力士も最後のチャンスになるかもしれません。遅咲きの力士もいますから、一概には言えませんが。
このうち成績が一番安定しているのが、西関脇・豊昇龍。
今場所を含めて7場所連続で三役で勝ち越しています。
しかし、大勝ちが出来ません。
東関脇・若隆景も先場所まで7場所連続で東関脇で勝ち越していますが、やはり大勝ちが出来ません。
東小結・霧馬山は先場所11勝していますから、今場所10~11勝すれば、来場所は大関取りの場所になります。

これ以外の力士は、来場所以降の挑戦になります。
来場所小結に昇進しそうなのが、前頭・西の筆頭の正代。元大関です。(31歳)

前頭二枚目の阿炎、現在7勝5敗で10勝するれば三役に昇進するかもしれません。結構、素質はあるんですが、余り稽古が好きでないみたいです。ムラがありますが、強いことは強いです。稽古を積んでコンスタントに成績を出せば、とっくに大関でしょう。大関や横綱ともいい勝負をします。だから、強いんだけれど、格下に簡単に負けてしまいます。4場所前までは、三役に三場所連続で在位しました。だから、大関になるんだろうなと思ったら、けがをして全休して番付けを落としてしまいました。(29歳)

大関挑戦資格のある力士と大関挑戦の実力のある力士は、これくらいです。

2場所~4場所後に、この中の誰かが大関に昇進できるかどうか?やっぱり、横綱も大関も(両方けがで休場)いない場所は、面白みに欠けます。


戦車レオパルトの供与<2023・3・24ウクライナ紛争>

2023-04-08 17:15:17 | ウクライナ紛争

ウクライナ軍を強化するであろうドイツ製戦車には、現在のNATO軍に配備されているレオパルト2と型式の古いレオパルト1があります。

レオパルト2に関しては、ポーランドが14両供与済み。ドイツも月内に18両供与予定です。スペインも月内か4月の前半に6両供与予定です。ノルウェーから8両。具体的にニュースとして報道されている分は、これだけです。イギリスも新型戦車(チャレンジャー2)を14両供与予定で、これも4月のうちには、供与されているでしょう。いずれもウクライナの戦車兵の訓練は、完了しています。供与、即実戦配備できます。他にも供与の計画は、あると思います。

そして、NATOにはかなりの在庫がある、レオパルト1戦車です。型式は、古いですがロシアの主力戦車のTー72よりは、はるかに強力だと思います。

ドイツ政府は、既にレオパルト1の輸出許可を出しています。

旧式戦車100両超、「数か月以内」にウクライナへ 独など3か国
2023年2月8日 10:05 発信地:ベルリン/ドイツ [ ドイツ ウクライナ ロシア・CIS オランダ デンマーク ヨーロッパ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3450396?cx_part=related_yahoo

ベルギーにも、かなりの数の在庫が倉庫に眠っています。その他、レオパルト1を主力戦車としていたNATO諸国にもかなりの数があると思います。2000両くらい輸出された戦車ですから、在庫の数が多いのです。
2月7日の時点で数か月以内と発言していますから、遅くとも5月の初めには、ウクライナに届くでしょう。
無償供与か有償か、メンテナンスの進み具合や砲弾の準備もあります。

メンテナンスが早く進行すれば、ウクライナ軍に届けられるのも早くなると思います。それに向けてウクライナ戦車兵の訓練も行われています。

どの程度の数が、いつウクライナに届けられるかは、準備の進行の具合にもよりますが、フランスの話では、約300両の供与が決まっているそうです。

だから、ウクライナに供与されるレオパルト2とレオパルト1の総数は、かなりの数になります。むしろ、戦車砲弾の供給が足りるかどうかの方が、心配です。

春になれば、これらが順次ウクライナ軍に届けられますから、ロシア軍は去年とは比較にならない程、強力なウクライナの戦車部隊と戦うことになります。

去年のウクライナ軍の主力戦車は、旧式のオンボロT-64です。1967年ごろから量産され実戦配備が始まりました。50年前の戦車です。それでも何とか戦えたのは、ロシアの方も旧式のT-72戦車が中心だったからです。

ロシアの方は、仮に倉庫に在庫があったとしても、これしかありません。あっても少ないと思います。沢山あれば、もっと冬の戦場に出していたでしょう。

つまり、春以降に予想されるウクライナの戦場では、戦車においてはウクライナ軍が、圧倒的な優位に立ちます。去年、オンボロ戦車であれだけ戦ったのですから、西側の強力な戦車の数がまとまれば、どのような戦いが繰り広げられるか、大体想像が出来ると思います。

冬は、ロシア軍が兵力の優勢を武器に大攻勢を仕掛けました。(人海戦術による歩兵の突撃)しかし、それは現状を見る限り成功していません。春、地面が固まるころには圧倒的な戦車の優位を前面に出してウクライナ軍が、攻勢を仕掛けると思います。

だから、旧式であろうと数のまとまったミグ29戦闘機の供与も大いに役に立ちます。空からの攻撃と組み合わせられますからね。

地面が固まるのは、4月の中頃でしょうか?

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/


ウクライナ大統領が、バフムトを訪問<2023・3・23ウクライナ紛争>

2023-04-08 17:13:57 | ウクライナ紛争
 

ゼレンスキー大統領、バフムート近郊の前線を視察 ウクライナ各地に攻撃も
https://www.bbc.com/japanese/65047762

 ロシアのプーチン大統領が、バフムトを訪問できるでしょうか?夜の闇に紛れてウクライナ南部の占領地を訪問したようですが?早速、翌日北クリミアにウクライナ軍が、ミサイルを撃ち込んでいました。

 先月の最終週から今月の第1週は、際どい攻防が繰り広げられていました。ウクライナ軍の陸軍(最高)司令官が4回も短期間で現地を視察したくらいです。先週は、南の郊外で激しいロシア軍の攻撃があったようです。

 ウクライナの大統領は、常にバフムトの防衛を主張し続けてきました。そのためウクライナ軍もバフムト防衛に全力を尽くしたと思います。ウクライナの大統領が、現地を視察と激励に訪れたということは、バフムトの防衛は成功したというのと同じでしょう。

 日本の総理もやっと、首都キーウを訪問しました。アメリカ以外の西側のG7の首脳は、去年の早い段階で訪問し連帯と支援を表明しています。アメリカ大統領より更に遅く、後出しじゃんけんみたいな印象があります。日本の外交音痴は、ここにも見られ、今年になり7000億円規模のウクライナ支援を決めています。日本の首相が訪問した時に、それを表明すれば随分、印象は高くなるでしょうね。何しろ、G20に外務大臣を欠席させる国ですから?やや、情けない思いがします。せめて、去年の7月か8月に行けなかったのか?デビイ夫人の方が、ずっと早くキーウを訪問していました。外務省筋は、それを批判していたと思います。外務大臣は、イギリス人に頼んだ方が、いいのでないか?是非、検討してほしいと思います。日本の外務省と政府と与党と議会の無能は、目に余るものがあります。(要は、全部ダメってことです。平和ボケにすぎる!小泉首相の時、アーミーテージが訪日して言ったでしょう!ショウ ザ フラッグ!・言われないから、それで良いわけではありません!)

 内輪の愚痴は、脇に置いて・・
指導者たるものこのような勇気を示さなければなりません。情報がロシア側に漏れれば、間違いなく超音速ミサイルが飛んでくるでしょう。はっきり言って、今バフムトを訪問するのは、危険すぎます。しかし、バフムトを大統領が訪問して激励すれば、守備に就くウクライナ兵の勇気は奮い立つでしょう。「政府は、自分たちのことを見捨ててはいない!」と、確信が持てると思います。

  そして、ウクライナの大統領がバフムトを訪問した以上は、バフムト防衛のめどが立ったということです。現地をめぐる情報は、今も錯綜しています。しかし、これは事実上の勝利宣言と言えます。この後、どれほどロシア軍がバフムトを攻めようと、バフムトを攻略することは出来ないでしょう。

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/


道の「ぬかるむ」季節が来ました<2023・3.23ウクライナ紛争>

2023-04-08 17:12:22 | ウクライナ紛争

共通の敵は「泥」 ウクライナ東部前線
2023年3月23日 18:47 発信地:バフムート近郊/ウクライナ [ ウクライナ ロシア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3456685?cx_part=top_topstory&cx_position=2

 北国の人は、知っていると思います。3月寒さが緩むと土の道路は凍結が解けて、「ぬかるみ」の季節になります。ウクライナでは、主要幹線道路以外は舗装されていないようです。貧しい国は、普通そうです。道は、土が固まっているだけです。

 去年、ロシア軍が軍事侵略を開始したのは2月24日でした。去年も今頃は、道路状況は同じです。道路を外れるともっと、ひどいです。だから戦車をはじめとする重戦闘用の車両は、行動できなくなります。戦争の初めにウクライナ軍を助けたのが、泥だらけのぬかるみです。そのためロシアの軍用車両は、舗装道路の上しか走れず大渋滞を引き起こし次々とウクライナ兵の持つ対戦車ミサイルやウクライナ砲兵隊の餌食になりました。これが、首都キーウ攻防戦でウクライナ軍が勝利することが出来た大きな要因の一つです。

 開戦の時期が、もう1か月早かったら戦争の流れは変わっていたかもしれません。

 写真を見るとその状況が分かると思います。軽い車すら走るのが大変な状況が、良く分かります。現地は雨が多いようで、塹壕で守る兵士は大変です。しかし、もうこうなってしまえばロシア軍は、砲撃と歩兵による突撃しか出来ません。突撃するにしてもぬかるんだ地面に足を取られながらです。速く走ることは出来ません。簡単に射撃の的になるでしょう?守る側に圧倒的に有利です。ロシア軍の大軍を動員しての冬の攻勢は、ほぼ失敗に終わりました今、進出・出来ていなければ、今後は進出は困難です。

 春になれば、やがて地面が固まり戦車などの重戦闘用車両が活用できるようになります。その準備が多くできた方が、優勢に春の戦いを進めると思います。少なくともウクライナには、西側の戦車などの大型兵器が届き始めています。時間が経過すれば、数は増えていきます。砲弾に関してもNATO諸国が協力して供給量を増やす努力をしています。

前線でのロシア軍攻撃、1月以降で最低水準 戦力衰退か
2023.03.18 Sat posted at 15:30 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35201469.html

ロシア軍のバフムートでの攻撃力「尽きつつある」 ウクライナ軍
2023.03.22 Wed posted at 07:37 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35201543.html


ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
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ロシアの反政府パルチザン<2023・3・22ウクライナ紛争>

2023-04-08 17:10:45 | ロシアと周辺国
 

ロシア治安機関FSBを爆破したパルチザンの正体
2023年3月22日(水)17時09分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2023/03/post-101163.php

これまでも、ロシア国内の反政府地下組織の行動としか思えない、火災や爆発などが発生していました。しかし、その犯行声明が出たことは、ありません。
唯一、それらしきことを発言したのはウクライナに亡命中の元ロシアの下院議員です。しかし、単に発言しただけでそれを裏付けるものは、何もありませんでした。去年8月の過激民族主義右翼の娘の爆殺事件の時です。この時は、「国民共和国軍」と言う組織名だけコメントしました。しかし、実在は確認されていません。

3月16日にウクライナ国境に近い南部の都市ロストフ・オン・ドンにある諜報機関、ロシア連邦保安庁(FSB)の建物で、3月16日に火災が発生しました。

ロシア連邦保安局ビルで火災 ウクライナは関与否定
2023年3月17日 12:17 発信地:モスクワ/ロシア [ ロシア ウクライナ ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3456027

この事件については、報道されていますが・
ロシアの反政府パルチザン組織「ブラックブリッジ」と名乗る組織が、犯行声明を出したようです。
「ブラックブリッジ」と名乗る組織の声明によれば、他にもパルチザンがいることになります。

それを示すものは、去年の5月ごろにロシア各地で社会インフラや工場、軍施設などで不審な火災が多発した時期があります。その後も散発的な火災や爆発が起きました。だから、ロシア各地に複数の反政府組織が存在することは、推測できました。

しかし、はっきりと組織名を名乗り声明を出したグループは、これが最初です。おそらく、事件の発生している範囲の広さ(ロシア全土)を考えるなら、複数の地下組織が存在する可能性が高いです。

ロシア連邦保安局を標的にしたのは、今回が初めてだと思います。今後の推移を見なければ、はっきりとは言えませんが、それなりのグループが出来上がったと言うことでしょうね。もう既に去年から、小規模なものを含めるとパルチザンの犯行が疑われるケースは、多発しています。あるいは、今後活発化するかもしれません。ロシア連邦保安局を標的にしたのは、宣戦布告と同じです。単なる口先だけや脅しでは、ないでしょう。

☆私の推測を書くならば・・
スポンサーが付いたのであろうと思います。
ロシア政府に反対する新興財閥や金持ちは、ロシアの国内外に沢山います。その誰かが・あるいは複数が活動資金を出すことを決めたのだと思います。パルチザン活動をロシア国内で行うには、資金が必要です。資金があれば仲間を増やすこともできます。活発に活動することもできます。ロシアの現状が今のままでいいと思っている・普通と言う意味でまともな・ロシア人は、ほとんどいないと思います。武装闘争以外に、今の政権を追放することは不可能だと悟り、様々な人々が密かに活動を始めたのかもしれません。(民主主義的で平和な手段は、全て弾圧されました。反対意見を言おうものなら投獄か暗殺です。残された手段は?)

現にウクライナ軍には、ロシア人義勇兵がウクライナの正規軍として自由ロシア部隊を編成して、ウクライナの勝利のために戦っています。その部隊の最終的な目的は、武力で現在のロシア政府を打倒することです。

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/


ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本優勝<2023・3・22>

2023-04-08 17:09:37 | NATOとアメリカ

3-2の僅差でしたが、アメリカに競り勝って優勝しました。サッカーの盛り上がりとは、正反対ですが・・
今回は、日本はメジャーでプレーする選手も参加して、オールジャパンでした。
アメリカの方も打者は、オールアメリカでした。投手は大物は、控えたようです(調整の関係で)。
半分、本気のアメリカに勝ちましたから今回の優勝が一番価値があります。

アメリカの打者が参加したのは、大谷翔平君のチームメイトである、メジャーのスーパースターであるマイク・トラウト選手が出場したので他の強打者も参加してきました。

これも大谷翔平君効果かもしれません。
マイク・トラウト選手は、こんな機会でないと大谷翔平君と対戦できないですからね?「翔平に、一発かませてやろう!」・と思ったのかもしれません。とても、仲がいいんですよ。翔平君がアメリカに行ってから、親切に面倒を見てくれたアメリカの良き先輩です。また、翔平君のバッターとしてのお手本でもあります。

大会MVPは、当然・翔平君でした。


(ドイツ)ブンデスのフライブルクと堂安律選手<欧州サッカー事情>

2023-04-08 17:08:28 | スポーツ

2023年3月21日 22:39

☆興味のない人は、スルーしてください。

その前に、アイントラハト・フランクフルトの長谷部誠選手が、クラブと1年契約を更新しました。もう1年現役を続けることを決めたようです。もう39歳ですから、常時出場は無理ですが、大体チームがピンチになったときに出場してゲームを作り直します。ピッチ上の監督です。

もう、アイントラハト・フランクフルトのレジェンドであり、もしかするとドイツで一番有名な日本人かもしれません。実際の契約は、2028年まであり引退後は、クラブで指導者の道を歩むかフロントに入るか、どちらかの道が約束されています。選手としての実績だけではなく、人間性やリーダーシップの部分を評価されてのことです。クラブも昨シーズンは、欧州リーグで優勝しました。鎌田選手はこの大会で大活躍しました。これは、クラブにとって2回目の快挙です。

まあ、それは脇に置いてフライブルクの話です。
私がサッカーに興味があるのは、スポーツとしてではありません。リーグの運営のあり方とか歴史、そしてクラブの運営や歴史を読むと参考になる部分が沢山あります。そして、その国のお国柄や風土を知ることが出来ます。それが一番面白いのでしょうね?

SCフライブルク
https://ja.wikipedia.org/wiki/SC%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%AB%E3%82%AF

1980年代には、ドイツ2部の弱小チームでそのまま3部~4部に降格してクラブは衰退する運命にありました。
同じ地域に「フライブルガーFC」と言うクラブがあります。こちらは、一時期はSCフライブルクよりも格上のクラブになりました。しかし、その後クラブは低迷して今では、アマチュアレベルの下位リーグのクラブになりました。

本来であれば、「SCフライブルク」の方が、こうなっても何ら不思議ではありませんでした。
その運命を変えたのが、アッヒム・シュトッカーと言う人物です。「SCフライブルク」に大口のスポンサーを紹介します。

最初は、「フライブルガーFC」の方に紹介します。しかし、断ってしまいます。そのため「SCフライブルク」に、そのスポンサーを紹介してクラブは、支援を受け入れました。資金を得た「SCフライブルク」は徐々に成績を出していきます。アッヒム・シュトッカーは、クラブの会長に選出されクラブの運営に努力します。

この二つのクラブの運命を分けたのは、アッヒム・シュトッカーと言う人物です。スポンサーを受け入れたクラブは、その人を会長に迎え成長していきます。
そうしなかったクラブは、没落していまや見る影もありません。たった、これだけの事が二つのクラブの運命を決めたのです。

しかし、クラブは素人集団でクラブ運営が出来ませんでした。そこで会長は、大決断を下します。

引用>
アッヒム・シュトッカー会長はクラブ内に新しい風を吹き込める監督が不可欠とし、1991年にそれまで全くの無名でハンブルク郊外の町で高校の教師をしながら、それまでドイツ3部以下の様々なチームを率いていたフォルカー・フィンケを監督に抜擢する。このプロ監督としてはおろかプロ選手としても経験の無かった監督の招聘は周囲を大きく驚かせたが・・
<引用終わり

その大英断は、大正解で実質的なGMの権限と監督の権限を与えられた「フォルカー・フィンケ」は、クラブをドイツを代表する模範的なクラブに導きました。

つまり、成功と不成功の分岐点にいるのは、「人」なのです。弱小から中堅のクラブに成長するクラブには、必ずこのような「キー」になる人がいます。そのような「人」を探し出せないクラブは、没落していきます。

クラブの成功の土台を全て作り上げたフォルカー・フィンケ監督でしたが、クラブ首脳陣との関係が悪化して就任16年目のシーズン後に引退を決意しました。監督の解雇には、大反対が起きましたが結論は、変わりませんでした。

その後、新監督のもとクラブは2007~2008シーズンから2部リーグを2シーズン経験しましたが、3シーズン目からは1部リーグの常連となり2部リーグに降格したのは、2015~2016シーズンだけです。

前監督時代の最高順位は、1部リーグ3位です。それは、1994~1995シーズンで随分古い時代です。今期は、チームは好調で現在、4位につけています。

3位にいる「 ウニオン・ベルリン」も2部リーグから昇格してきたチームです。2019~2020シーズンに1部に昇格しました。このクラブには、聞けば泣けるようなサポーターのクラブ愛があります。その話は、また今度。

だから、今年のブンデス(1部リーグ)の上位の顔ぶれを見ると驚きます。上位には、来たことがないチームが2チームいます。

「 ウニオン・ベルリン」が1部の昇格し急激に順位を上げてきたのにも、誰か「人」が関係していると思います。

つまり、サッカーに限らず全ては「人」がいるかどうかで成功と不成功が決まるのだと思います。サッカークラブの出世物語が、それを証明しています。

ブンデス4位の何が、すごい?
チャンピオンズリーグへの出場権が得られます。
ドイツには、4枠ありますから4位以内のクラブは、ヨーロッパ最高峰のチャンピオンズリーグに出られると言うことです。これは、ヨーロッパのサッカー選手の憧れであり、ステータスです。

そのフライブルグにいるのが、堂安律選手です。やっと、最近調子が出てきて2試合連続ゴールで4得点目を決めました。やっぱり、攻撃的なポジションにいる選手は、チームに貢献するだけでは足りません。ゴールやアシストと言う目に目る結果が必要です。チームが4位にいると言うことは、堂安律選手はチームに貢献しているということです。

プレミア・ブライトンの三苫選手の評価が急上昇しているのは、公式戦トータルの数字です。ここまで公式戦で9ゴール6アシストを決めています。だから、カップ戦でも3ゴール決めています。アシストも多いでしょう。実際には、アシスト未遂とかまがいを含めると、もっと多いです。絶好のパスを味方が決め損なった・とかね・・
最後は、やっぱり三苫選手の話になりましたね?


最近不作の大相撲  <2023年3月21日

2023-04-08 17:07:26 | スポーツ

横綱 休場
1大関 負傷途中休場

今場所は、横綱も大関もいなくなりました。
大横綱の白鳳が、引退したら誰もいなくなった印象です。
ほとんど、相撲は見ません。(テレビないです)
最近の大関は、昇進したと思ったらすぐ陥落でしょう。
インスタント大関だから、賞味期限も短いようです。
元大関が、幕内に結構います。大関になったのが、まぐれみたいなのばかりです。

普通なら、上が空くと?
よし!俺が!
と、思うでしょう。大相撲に関しては、ほとんどいないみたいです。すっかりサラリーマン化した幕内力士ばかりです。

多少は、見込みのあるのを探してみました。
(大関候補生の意味)

琴ノ若(西小結)
平成9年11月19日(25歳)将来を期待された割には、出世は遅いです。今後、順調にいけば大関くらいは、あるかもしれません。

豊昇龍 (西関脇)
1999年5月22日 (年齢 23歳)これは、元横綱・朝青龍の甥ですから血統書付きです。朝青龍は強かったですからね、あそこまで強くなくても大関くらいは、行けるでしょう。ほんとに強ければ、横綱候補。

霧馬山(東関脇)
1996年4月24日 (年齢 26歳)いつの間にか、ここまで出世しました。モンゴル出身ですから、大関候補生です。相撲を見たことがないので、良く分かりません。しかし、東関脇にいることが、強いことの証明です。

朝乃山 (東十両筆頭)
平成6年3月1日(29歳)コロナの前に大関に昇進したのにコロナの時に、ばかやって三段目まで降格してやっと来場所から幕内に復帰します。これは負けて大関から陥落したのではありませんから、強いです。ただ、年齢的に大関まで復帰できるかどうか?

落合(哲也)(西十両14枚目)
2003年8月22日 (年齢 19歳)・これは文句なく強いです。
「史上初の幕下付出から所要1場所で十両昇進」
過去の強かった、横綱はこれくらいのスピードで出世してきます。いきなり幕下付出から始まってしまったので、これから十両でもまれて強くなっていくんでしょうね。
今日、2敗目が記事なっていたから10日で8勝2敗です。
あと5日頑張れば、二桁勝ちもあるかもしれません。
相撲取りになってから、二場所目ですからね?
普通は幕下上位から十両に昇進すること自体が、かなり難しいです。それを何回か繰り返して十両に定着と言うパターンが、ほとんどです。
これは、将来の横綱候補生。

将来、朝青龍の甥の豊昇龍 と名勝負を繰り広げるかもしれません。

ざっと、めぼしいのを探すとこれくらいです。


バフムトの情勢<2023・3・21ウクライナ紛争>

2023-04-08 17:05:32 | ウクライナ紛争

詳しくは、分かりません。
一時期は、ウクライナ軍の撤退が近いような情報もありましたが、現在のところは戦闘が続いています。ウクライナ軍も今年の初めごろから戦術的撤退をしており、その分ロシア軍が占領地を広げました。

2月の初めの段階で、ワグネルはバフムト市街地の中央を南北に流れるバフムトカ川の東岸まで進出しましたが、そこで前線が膠着しています。渡河作戦を実行する資材と兵器がないのであろうと思います。

大体、記事を読むと東側がワグネルの担当で、北側と南側がロシア軍の担当のようです。ロシア軍は、北側からウクライナ軍の包囲を試みましたが、成功しなかったようです。最近は、南側から砲撃と戦闘機の地上攻撃を伴うかなり激しい攻撃を仕掛けましたが、ウクライナ軍が持ちこたえているようです。

ただウクライナ軍の補給路は、かなり制限され苦戦している状況には、変化はありません。

ここに来てワグネルとロシア軍の不協和音は大きくなっているようです。この両者は、協力して戦う姿勢は、全くありません。それどころか、ロシア軍がワグネル潰しに動いている気配すらあります。ワグネルへの砲弾や弾薬の供給を絞っているようです。つまり、バフムトではワグネルとロシア軍の(水面下の)抗争があります。

そして、ロシア軍の共通の欠点である指揮命令系統の不備があります。だから、ロシア軍の攻撃は、どちらか一方面の攻撃になってしまいます。北を攻めてダメだから、今度は南と言う調子です。

ウクライナ軍は、守るエリアが狭くなりましたから以前のように広域に広がっていた時よりは、兵力は少なくて済むでしょう。逆に守るエリアが狭くなった分、ウクライナ軍の密度が高くなっていると思います。

バフムートの状況は「複雑」、ウクライナ軍撤退の兆候なし 親ロ派勢力
2023.03.17 Fri posted at 12:08 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35201435.html

バフムート(南郊)へのロシア軍の攻撃「激化」 ウクライナ軍
2023.03.15 Wed posted at 10:25 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35201296.html

ロシア国防省、ワグネルの影響力を削ぐためバフムートを利用か ISW
2023.03.14 Tue posted at 10:50 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35201237.html

バフムートの戦いで苦境に陥るワグネルの傭兵たち 束ねるトップの威光にも陰り
2023.03.18 Sat posted at 09:25 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35201458.html

つまり、現在バフムトをめぐる状況は二つの要素があります。ロシア軍の目的は、ワグネルの勢力を削ぐこととウクライナ軍を包囲することです。だから、当然ワグネルの担当エリアである東側からのワグネルの圧力は、弱くなります。これまでの戦いでかなりの人員と装備を失っていると思います。

ロシア軍自体は、南側からの攻撃に全力を注いでいます。
それが、成功すればウクライナ軍はバフムトで防衛戦を継続するのは、難しくなるでしょう。

ただし、ウクライナ軍が単に守っているだけでは、ないようです。

ワールド
2023年3月21日6:54 午前10時間前更新
プリゴジン氏、ウクライナ軍の大規模攻撃を警告 ロ国防相に書簡
https://jp.reuters.com/article/ukraine-crisis-wagner-idJPKBN2VM1QQ

一定の予備兵力と武器の集積をしているということでしょうね。一番、狙われやすいのが砲弾と弾薬の供給をロシア軍から絞られているワグネルの部隊です。あるいは、補給を考えるなら南側のロシア軍に攻撃を仕掛けるかもしれません。ここにロシア軍の主力が、いることは分かっています。2月末から3月の初めにかけて短期間で4回、ウクライナ陸軍(最高)司令官が現地入りしています。何事か念入りに打ち合わせをした可能性が高いですね。単に現地視察なら、1回で十分なはずです。そして、ウクライナ陸軍(最高)司令官は、直接キーウ攻防戦やハルキウ州奪還作戦を指揮したようです。優れた実戦部隊の指揮官でもあります。

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/


ウクライナ軍がクリミア半島のロシアの巡航ミサイルを破壊<2023・3・21ウクライナ紛争>

2023-04-08 17:02:55 | ウクライナ紛争
 

ウクライナ、クリミアでロシア軍のミサイルを破壊と発表
2023.03.21 Tue posted at 13:43 JST
https://www.cnn.co.jp/world/35201533.html

 記事だけ読むと、それだけの意味しかないでしょう?ところが?

プーチン氏「盗っ人らしく」夜間に制圧地訪問 ウクライナ国防省
2023年3月20日 2:50 発信地:キーウ/ウクライナ [ ウクライナ ロシア ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3456302

ロシア国防相、ウクライナ東部前線を視察
2023年3月5日 10:18 発信地:モスクワ/ロシア [ ロシア ウクライナ ロシア・CIS ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3454090

このような事がありました。
そして?

2023年3月12日 12:07
2023・3・12ウクライナ紛争>「Vilkha―M」(ウクライナが独自開発した多連装ロケット砲システム)
https://smcb.jp/diaries/9006739

 つまり、ウクライナ軍は射程110kmの自国産ミサイルの開発と実戦配備を公表しています。要は、アメリカ製ではないと言うことを、明確にしています。

 独裁者のクリミアとマリウポリの訪問の翌日に攻撃しました。意味は、明確でしょう。今回は、見逃すが次にウクライナ領に来たら、ミサイルを撃ち込むという意味です。

 射程110kmは、クリミア南部以外のほとんどのウクライナ領が射程範囲です。独裁者の別荘のあるベルゴロド州も多分、射程範囲でしょう。

 つまり、これは警告です。独裁者はウクライナ領に来るんじゃない!ウクライナ情報部に事前に行動を探知されたら、次は間違いなく「ウクライナの国産の」ミサイルが、飛んでくるでしょう。射程110kmの国産ミサイルをウクライナ軍が実戦配備しているのが、本当だと言うことはロシアに分かったと思います。つまり、それは重要施設などを更に(ハイマースの射程ではなく)射程110kmの国産ミサイルの射程外に移動しなければ、ならないと言うことです。これまでより30km後方に移動させるのですから、結構手間暇がかかって、大変ですよ。その分補給線も遠くなります。

 ロシア国防相は、殺さないでしょう。ウクライナの役に立つ人物だからです。(⇒無能?)

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/


(ドイツ)天才贋作師の天才ぶり <2023年3月21日

2023-04-08 10:48:41 | 外国の話題

ドイツの天才贋作師、美術界をだまして億万長者に
2023.03.18 Sat posted at 19:00 JST
https://www.cnn.co.jp/style/arts/35201471.html

 これは、贋作師と言うレベルを超えている意味で凄いです。元々子供のころから父親の手伝いをして自然に才能が目覚めたのだと思います。画家の道を歩んでも、一流の画家になったでしょう。

 とにかく絵が大好きなようです。そして過去の大画家を研究するのが好きなんですね。単に絵を研究するのでなくその画家のすべてを研究して、その画家について調べられことを全部調べる。そして、ついにはその画家そのものになりきる。

 描く絵は、その画家が贋作師の体を借りて描いているような事になってしまいます。贋作のオリジナルが、ないのです。その画家が、このようなインスピレーションを得てその題材で書けば、その絵になってしまうという絵が出来上がります。

 オリジナルそのものになってしまいます。だから、鑑定士も本物だと鑑定する。本物としてオークションにかけられ本物並みの価格で落札される。大体、このような流れです。かなりの数の画家の絵を、このようにしてオリジナルとして創作してしまうのだから、天才の度合いが違います。

 今、判明している分と判明していない分があります。本人が言うのは、300点ぐらい売ったということですので判明せず本物として展示されたり所蔵されている分は、かなりあると思います。本人は忘れてしまっているかもしれませんし、多分言わないでしょう。天才贋作師が未発表の作品として贋作の販売を始めた後の絵は、どれが本物でどれが贋作なのか区別はつかないでしょう。すでに本物と評価されているのですから、今更区別する必要もないわけです。

 ちょっとしたことから贋作がばれて裁判で有罪になり夫婦とも刑務所に収容されましたが、すぐ釈放されました。結構な金額の罰金と和解金などを支払ったようです。

 出所後は、天才画家の本領を発揮してお金を儲けているようです。

記事から引用>
ウォルフガング氏は出所後、自分のセンセーショナルなストーリーで利益を上げる一方、本名で作品を制作している。

また講演会に頻繁に出演し、21年には「The Greats」と題した一連のNFT(非代替性トークン)をリリースした。レオナルド・ダ・ヴィンチの「サルバトール・ムンディ(救世主)」をウォルフガング氏がアンディ・ウォーホルやフィンセント・ファン・ゴッホといった著名な画家たちのスタイルで描いた作品のコレクションだ。

<引用終わり

 自分の名前で模倣作品を制作するのは犯罪ではないですからね。オリジナルと比べて楽しむ人が沢山いるのでしょう。オリジナルより、模倣絵の方が評価が高くなったりして?自分で描いた絵だって、結構値段が付くでしょう。天才贋作師と言うより天才画家と言うべきなんですから・・


最近のヨーロッパの観光客と買い物事情<2023・3・20>

2023-04-08 10:46:41 | 外国の話題

 これは、イギリス政府が間抜けだったという話です。
外国人客に対する付加価値税(VAT)免税措置廃止は、EU離脱の時に決められたのだそうですが・

 コロナ騒動が終わって観光客もヨーロッパで増えました。ところが、フランスやイタリアの方が2倍くらい多いようです。それどころか、イギリスの消費者までユーロ圏に買い物に出かけるのだそうです。

 つまり、付加価値税のない方で観光客が買い物するようになり、結果としてイギリスに来る観光客もイギリスではあまり高級ブランドなどを買わなくなってしまったのだそうです。
 イギリス政府の考え方は、役人的で・・
「これに対して政府は、旅行者は購入品を直接海外の住所に送れば今でも免税を享受できると主張。免税措置の廃止は、観光業に大きな影響は及ぼさないとの評価結果に基づき、税収を増やすために実施した経緯があると説明している。」

 そんな面倒なことをするより、普通に免税のある国で買い物をした方が簡単ですもんね?そして、税金をバッチリ取られる立場のイギリス人まで、ユーロ圏に買い物に行くようになりました。つまり、全く税収増効果はないことになります。
 
 それが、結果としてイギリスをスルーする観光客を増やしてしまい・
「業界は、免税措置が不在のままではホテルやレストラン、タクシー、美術館、劇場を含む観光業界全体に影響が及ぶと訴える。」

 イギリスなんか、そんなに観光資源などないでしょう。その上、食べ物は不味いし。ユーロに行けば、20%引きなら誰でも、ユーロ圏で買うでしょう。イギリスの食べ物の不味さは、イギリス人が知らないだけで気の利いた外国人は、みんな知っています。だから、ヨーロッパ旅行には順番があります。イギリス⇒ドイツ⇒(以下、順不同)イタリア・スペイン・フランス。大体、この順番で行くと満足できると思います。最初の2か国は、食べ物の不味い国です。フランスよりスペインの方が、日本人の舌には向いているかもしれません。

 いかにも役人らしい発想で役人らしい失敗をしています。一体、ユーロ離脱に関してイギリス国民は何を考えていたのでしょうね?多分、何も考えず雰囲気で決めたのでしょうね?

 まだ、中国人は知らないみたいです。中国人に知れ渡れば、中国人は完全にイギリスを、スルーするようになるでしょう。結局、どっちにしてもユーロ並みに戻すしかないんだから、さっさとそうすればいいと思いますが、役人はどこの国でも自分たちの間違いを認めようとしません。

 そうでなくても左前のイギリスが観光関連の売り上げを失えば痛すぎるでしょう?日本人の私がイギリス政府のことを心配しても、仕方ないんですけれど・・・

ハロッズなどロンドン高級店に激震 免税廃止で観光客が仏・伊に流出
2023年3月20日(月)11時20分
https://www.newsweekjapan.jp/stories/business/2023/03/post-101146.php


UBSがクレディ・スイス買収~その2 <2023年3月20日

2023-04-08 10:45:20 | 世界経済

これは、ひどい話だと思います。
(もっとも、買った投資家が悪いという人もいます。そうでなくても、危なくなっていましたから。)

劣後債2.3兆円が無価値に 投資家は損失―クレディ・スイス
2023年03月20日11時06分
https://www.jiji.com/jc/article?k=2023032000449&g=int

「クレディ・スイスが発行した劣後債「AT1債」約160億スイスフラン(約2兆3000億円)の価値をゼロにすると発表した。」

 この劣後債自体は、そのような性質のものであり、元本が削減され資本金に充当される条項は付帯しています。

 一方で、株主はと言うと?
その前に売り叩かれて暴落しています。それを更に割り引いた価格で、UBSの株と交換する事になります。少なくとも、ゼロではありません。

 UBSが得をしたかと言うと、そう言う訳でもなく・
これから、実質的に倒産した銀行の後始末が待っています。何が出てくるか分からないので、損失補償が付いています。

 アメリカの銀行の場合は、株主や債券は全部、実質的に無価値です。緊急避難的に法律を超越して預金だけ全額保護しました。

 クレディ・スイスのケースは、吸収合併と言う形をとったために随分、不公平感があります。

 アメリカのシリコンバレー銀行の場合など、顧客である新興企業の一部は、自分で自分の首を絞めたようなことになります。元々、新興企業に特化した銀行です。だから新興企業への融資も、他の普通の銀行に比べて基準が緩かったです。取付騒ぎを引き起こしてパニックになって、自分たちの取引銀行を倒産させてしまいました。
 普通の銀行は、同じ基準では融資してくれないでしょう。そうすると、やがては資金繰りに窮する企業も出てくると思います。

 それにしても何故?スイスの銀行のNo2のクレディ・スイスが実質的に倒産するに至ったのか?アメリカの場合は、監査当局が監査などしていなかったようです。人手不足で出来なかったそうです。スイスの場合は、スイス国内の大銀行なのですから監査をしていないことは、あり得ません。一体、監督官庁は何をやっていたのか?と言う疑問もあります。
 
 劣後債を購入した投資家は、スイス政府に泣かされました。何か釈然としないものが残ります。

 そして、それが何をもたらすのか。世界中の顧客がスイスの銀行に対する信頼度を落とすでしょうね。普通に考えれば、国境を越えた他の大銀行に一部の預金が移動するでしょう。

BBC
【解説】 クレディ・スイス買収、最大の損失は「安全な投資先」スイスの評判
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-65010797

 日本の銀行は、大丈夫なのかやや不安も生じます。

スイス市場が、オープンした後
ビジネス
2023年3月20日5:21 午後Updated 14分前
クレディ・スイス、週明けの株価62%急落 AT1債は1セントに
https://jp.reuters.com/article/credit-suisse-stocks-idJPKBN2VM0HK

 激怒した関係者が、まとめて投げ売りしています。
AT1債は、無価値化が決まっていますが・・
両方の銀行の株の叩き売りに、市場の怒りが込められているように思います。
 すっきり倒産させるか国有化の方が、まだマシだと思います。倒産は、無理筋なので国有化しかないでしょう。それを、怠けて(スイス政府が)インチキ吸収合併させたのは、問題が大ありだと思います。
 やっぱり、仕事はきちんとしないとだめですね。元はと言えば、スイスの監督官庁の怠慢が一番の原因です。外国では、大騒ぎになっているのに?スイス国内では?
「どこ吹く風ぞ?」
と、言うような雰囲気だったそうです。スイス国民にとっても、長年の「銀行安全神話」を信じ切り、スイス国内2番目の大銀行の倒産など想像の外だったようです。「安全神話」が、出てくると危ない証拠です。