「北の山・じろう」日記

内容は主に時事問題。時々株式投資関係の記事も交じります。

戦車レオパルトの供与<2023・3・24ウクライナ紛争>

2023-04-08 17:15:17 | ウクライナ紛争

ウクライナ軍を強化するであろうドイツ製戦車には、現在のNATO軍に配備されているレオパルト2と型式の古いレオパルト1があります。

レオパルト2に関しては、ポーランドが14両供与済み。ドイツも月内に18両供与予定です。スペインも月内か4月の前半に6両供与予定です。ノルウェーから8両。具体的にニュースとして報道されている分は、これだけです。イギリスも新型戦車(チャレンジャー2)を14両供与予定で、これも4月のうちには、供与されているでしょう。いずれもウクライナの戦車兵の訓練は、完了しています。供与、即実戦配備できます。他にも供与の計画は、あると思います。

そして、NATOにはかなりの在庫がある、レオパルト1戦車です。型式は、古いですがロシアの主力戦車のTー72よりは、はるかに強力だと思います。

ドイツ政府は、既にレオパルト1の輸出許可を出しています。

旧式戦車100両超、「数か月以内」にウクライナへ 独など3か国
2023年2月8日 10:05 発信地:ベルリン/ドイツ [ ドイツ ウクライナ ロシア・CIS オランダ デンマーク ヨーロッパ ]
https://www.afpbb.com/articles/-/3450396?cx_part=related_yahoo

ベルギーにも、かなりの数の在庫が倉庫に眠っています。その他、レオパルト1を主力戦車としていたNATO諸国にもかなりの数があると思います。2000両くらい輸出された戦車ですから、在庫の数が多いのです。
2月7日の時点で数か月以内と発言していますから、遅くとも5月の初めには、ウクライナに届くでしょう。
無償供与か有償か、メンテナンスの進み具合や砲弾の準備もあります。

メンテナンスが早く進行すれば、ウクライナ軍に届けられるのも早くなると思います。それに向けてウクライナ戦車兵の訓練も行われています。

どの程度の数が、いつウクライナに届けられるかは、準備の進行の具合にもよりますが、フランスの話では、約300両の供与が決まっているそうです。

だから、ウクライナに供与されるレオパルト2とレオパルト1の総数は、かなりの数になります。むしろ、戦車砲弾の供給が足りるかどうかの方が、心配です。

春になれば、これらが順次ウクライナ軍に届けられますから、ロシア軍は去年とは比較にならない程、強力なウクライナの戦車部隊と戦うことになります。

去年のウクライナ軍の主力戦車は、旧式のオンボロT-64です。1967年ごろから量産され実戦配備が始まりました。50年前の戦車です。それでも何とか戦えたのは、ロシアの方も旧式のT-72戦車が中心だったからです。

ロシアの方は、仮に倉庫に在庫があったとしても、これしかありません。あっても少ないと思います。沢山あれば、もっと冬の戦場に出していたでしょう。

つまり、春以降に予想されるウクライナの戦場では、戦車においてはウクライナ軍が、圧倒的な優位に立ちます。去年、オンボロ戦車であれだけ戦ったのですから、西側の強力な戦車の数がまとまれば、どのような戦いが繰り広げられるか、大体想像が出来ると思います。

冬は、ロシア軍が兵力の優勢を武器に大攻勢を仕掛けました。(人海戦術による歩兵の突撃)しかし、それは現状を見る限り成功していません。春、地面が固まるころには圧倒的な戦車の優位を前面に出してウクライナ軍が、攻勢を仕掛けると思います。

だから、旧式であろうと数のまとまったミグ29戦闘機の供与も大いに役に立ちます。空からの攻撃と組み合わせられますからね。

地面が固まるのは、4月の中頃でしょうか?

ウクライナ人道危機救援金 - 日本赤十字社
https://www.jrc.or.jp/contribute/help/ukraine/



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