私は加茂先生の研修を受けて7ヶ月目の勤続21年のサラリーマン、
2児の子持ちの男性です。
現在、準師範コースを修了し迷うことなく師範コース受講中です。
この7ヶ月間は自然形体一色の日々でした。
何処に転勤しようが隙あらば磯釣に通いつめていた私が、20年間で一度も
磯釣に行かなかったシーズンは初めてです。数々の釣仲間が疎遠になりました。 丁寧に手入れをしてある高価な竿、リール、道具類は部屋の隅に、その代り、
MC、MCCがいつでも持ち出せる所に置いてあります。
大好きな旧車いじりも,研修と通勤に通う為の足となりはて、消耗パーツの
交換のみとなりました。
通勤と研修で1ヶ月に1720km走る為、シートだけは高価な物を装着しました。
腰の負担が軽減され加茂先生に施術を御願いする回数が減った?気がします。 研修に自分の両親、家内の両親、私の家族、会社の友人、私の友人、
アパートの人達をモデルとして連れて行きました。
下は4歳から上は70歳とかなりストライクゾーンが広いと思います。
長く知り合ってる人も,手法を行うと触れた時に、別の人の様に感じます。
会話をしながら手法を行うと人それぞれ痛みや過去の事故、怪我など
私の知らなかった一面が出てきます。
しかし穏やかに楽しく研修させて頂いていると思います。
帰りの車の中で”また連れてって”と必ず言われます。
手法以外でも様々な人生の勉強もさせて頂き、私の知らない事が
世の中にはまだまだ転がっている事に気付かされていると思います。
またまたここでは書ききれなく、ブログが出来のでは?と思います。
その後の私の父
人工透析を、週3回,15年続け、血圧も200近くありましたが今では正常値です。
しかし、そこは昔の人。姿勢もその辺の人よりしゃんとして、近所でも
「最近元気そうですね!」と声をかけられても息子の名前は出てきません。
長距離の山登り、孫とのテーマパーク歩きもすたすたと歩きます。
しかし息子の名前は出てきません。しばらく会社が忙しく寄れなかったら母親が
”なんかやって欲しいみたいだよ”と連絡があり、思わず私はにんまりしました。
家に着くと布団が既に引かれてあり ちょっとびっくり。
親父が”よろしくっ!”と寝転びました。気がついたらバンザイを先にしています。
笑いそうになるのをこらえて体側を触診すると右肩から盛り上がりがあり、
張りも 凧の骨のようにあり、なるほど、と思いました。
帰るときにたくさんの食材を頂きました。
定期的に時間を見つけて寄らねば、と感じました。
友人の腱鞘炎
交通事故の後遺症から朝起きると右肘が痛むんだと言っていた友人。
事故後に整体に通っているが良くならないと言うのでモデルとして同行。
施術を行うと”前と全然違う!きもちいいなぁ~”と、脱力気味です。
左肘を加茂先生、痛む右肘を私が施術。
起き上がると、肘の調子がいいと言っています。翌日喜びの電話を頂きました。
友人にこんな形で感謝されるのもいいな、と思いました。
しかしあの時先生がいなかったら良い結果に成らなかったと思います。
自分を治療
この1年、様々な痛みを体験しました。
右足の甲の筋肉疲労で足がつけない状態でした。
初めてさらしを巻き会社に通勤しました。まさか自分がモデルで研修に行くことなるとは! 車の運転も出来ず、家内に島田まで運転してもらいました。それ程の痛みでした。
さらしの巻き方、痛んでいる人の扱い方など実戦そのものです。
膨れ上がった足、MC、指撫方、触れ方、患者さんとの位置取りの大切さ、傷む
場所を体制を変えての手法など,様々な事を加茂先生の治療で感じ取りました。
回復を待つ大事さも知りました。何人も施術をし経験を重ねる重要さが、
知識ではなく感覚として体に入ったと思います。
しかしここで終わりませんでした。
右足をかばう為、なぜか階段でぴょんと跳んで下りようとして、右足先が引っかかり
左足捻挫。左足の外踝がメキッと伸ばされ体の中で音が響きました。
家内に車で会社に送ってもらう時でした。まさかの両足歩行不可能状態。恐る恐る
起き上がり状態を確認。なんとか歩けそう!車の中で指撫法、MCで自分で施術。
焦る気持ちを抑えてゆっくりゆっくり施術。
会社に着く前に痛みだけはなんとかシナケレバ!
その後両足さらしを巻いて仕事に通いました。さらしは靭帯の補強に感じました。
次の痛みは左肩部の痛み。 右利きの為、左は意識的に動かす事を避けていたと
思います。 手首を持って回す施術時に何度も反復練習し過ぎた為、故障。などなど。
足の故障は,蹲踞しながら牽引と捻転時に、恐らく疲れがたまったのだろうと思います。 若い頃に鍛えていた感覚が覚えていて体が付いていかなかった症例を思い出しました。 さらしの巻き方の加減、きれいにアイロンをかけて巻く事など、良い経験になったと思います。
さすがに両足を痛めた時は正直かなりへこみました。
故障の為、実技が出来ず、とても不安になりました。
気がつけば人に触らなかった日は殆どなかったからです。
しかしその期間は逆に良かったと思います。 先生と講義のDVDを観たり、様々な
話をさせて頂いたりと、 熱すぎだった気持ちが若干冷静になった気がしました。
基幹の型
基幹の型の習得には終りが無いように感じます。
武道の例えで申し訳ないですが、高段者の一振りと、1年足らずの人間の一振りが
同じ動きなのに、全く別物と似ていると思います。
加茂先生もよく仰いますが技術は体を動かして覚えさせる、理論は後から付いてくる。 武道経験者の私にはぴたりときます。
いくら理論が正しくても、体が勝手に動くくらいにならないと武術は使えません。
特に頚椎の捻転と牽引等は当てはまります。
頚椎手法は難しく、やっと牽引と捻転が掛かった時、先生が拍手をして喜んで頂いた 事は忘れられません。
やっと頚椎にたまに痛みが走る家内を自信を持って治療できると思いました。
立位、座位、仰臥位とたくさんの人の頚椎を施術して自信に変えていきたいです。
敏感な部位の牽引、捻転は施術者によって逆に効果が大きく変わると感じました。
我家で
我が家では自然形体の事を”お父さん、”ぶらぶらやって”と言います。
長女が学校の事で悩んでいる時に施術をしたらカウンセリングの様になっていました。
長男はMCCが大好きで枕にして眠りに就くのが最近のマイブームです。
アパートの子が捻挫して家に来たとき自分の無力さに打ちのめされました。
施術をしておぶって返しました。その後鼻歌を歌いながら眠ったそうですが。
加茂先生のブログの様に成るには、後どれ位かかるのだろう、 そんな自分になる
ことが今の目標です。
師範コースを終えても研修は続けます。
磯釣も止めて、ホンダビートのランクアップも止めて迄、 何故ここまでやっているのか
わからない自分というのが現在の心境です。
自分の分析には結構自信があったのですが。
最後に私の母親が”会社が趣味で自然形体が本業と思っとけば”と
言っていたのが印象的でした。
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この療法を学ぶことは楽しいですし、技術は浪費や消費でなく、自分への投資です。
自分の痛みからも多くを学べますし、その学びが、ご家族や友人にも実践で活用でき、
何より、良くなって喜んで貰えることが最上の喜びですよね♪
沢山のご感想をありがとうございましたm(__)m