木祖村 Gリポート

木曽路や木祖村の話題を報告します。木曽川源流の里の議員日記。

木祖村平成20年12月定例議会/一般質問3

2008年12月23日 | 木祖村議会と議員
3.新型インフルエンザ対策、村内患者発生時の行動計画等について

Q(星):新型インフルエンザが国民の一大関心事となっているが、個人での予防や対策には限界があります。特に気になるのは民間事業所への対応で、県内に1人でも患者が発生した時、知事の判断で保育園から大学まで一斉休校できるのに対し、民間には自粛要請で経営者の最終判断に委ねられている。先般東京では「中小企業のための新型インフルエンザ対策ガイドライン」が公表されたが、村も迅速な連携がとれるよう、村内事情に併せて独自のガイドラインや行動計画を今から示しておく必要があるのではないでしょうか。村内患者発生時の社会対策等について、村はどのような具体策を考えているのかお伺いします。

A(住民福祉課長):新型インフルエンザは今後、世界的大流行を避けられない段階にきている。基本的に未知の大規模災害の扱いで、国県レベルで対策が進められているが、具体的な指針までには至っていない。村の具体的な行動計画や災害対策本部の陣容等については各課で調整中の段階である。今後さらに国県や保健所等から示されるのをみて具体的な形にもってゆきたい。
 患者発生時にどんな対応をとるかは、まずは行政の不要不急の会議や行事の延期中止、公共施設の利用制限や休校休園等が、村が直接とる行動。民間には、感染家族のいる社員の出社停止や在宅勤務、時差出勤等の要請を考えている。村内商店への応用も、売り場従業員の感染予防策強化のお願いや入店者へのマスクや手指消毒の呼びかけ、店舗営業の継続あるいはお休み等臨機応変な対応をお願いしたい。生活必需品の備蓄等、商店や商工会を含め保存物資等の在庫も。一般村民には外出自粛など村長の要請や勧告も考えている。情報伝達については行政無線やCATVを通じて働きがけをしたり、広報車を出す場合も検討している。住民生活の確保のため役場の機能は失くせないので関係予算はお願いしたい。
 葬儀火葬、輸送やライフラインなど様々な影響が出る。役場や社協、消防等の連携のなかで住民生活を支えるべく考えてゆく。

意見(星):個人としても、患者の発生地や閉鎖場所等の情報が提供されないと、感染防止に協力する行動がとれない。場合によっては村長の高度な政治的判断による外出制限も必要になると思う。誰もが未経験の災害では、強力なリーダーシップの元で対応しないとみんなで村民の命は守れない。出来る事からどんどん準備を進めて欲しい。