木祖村 Gリポート

木曽路や木祖村の話題を報告します。木曽川源流の里の議員日記。

2月5日 木祖村・菅古道の炭焼き小屋

2008年02月05日 | 活動日誌その他
2月5日 10:00~ 菅古道沿いにある炭焼小屋で、炭の窯出しが行なわれました。

 きさらぎの里製炭部会(平井英司代表)により、去年から菅地区で炭づくりがはじまりました。昔炭焼きをされていた年配の方の指導の下、炭焼きの窯づくりから始め、初心者が集まって木炭作りを試行錯誤しているものです。
 今日は、昨年焼いた炭で(諸般の事情により)一年間炭窯の中で寝かされていたものを窯出ししました。


まずは炭焼小屋周辺の雪かき

    
窯開き          窯内部          炭の搬出

 今回で3回目になる炭作りですが、1回目は窯の一部に亀裂が入っていたことから空気が入ってしまい、すっかり燃え尽きて灰になってしまったこともあったそうです。窯を開いて、無事に炭の姿を確認した瞬間というのは感動を覚えます。
 今回はナラの木の良い炭ができていました。搬出した炭をダンボールの長さに切りそろえて箱詰めしてみると、約10箱ほどになりました。まだ試行錯誤中なので、今回は使いたい人に配ることになります。


良いナラ炭ができました

 反省会では、屋根が少し下がっていたことから天井部の作り直し、来年は竹炭や花炭づくり(クリや木の実をそのまま炭にする)にチャレンジしたいなどの声が出ました。最終的には「白炭」を作って商品化したいという目標もあります。

 木炭づくりは、里山の維持や冬の暖房費問題をサポートする新たな地域おこしでもあります。今後も積極的に協力してゆきたいと思います。