木祖村 Gリポート

木曽路や木祖村の話題を報告します。木曽川源流の里の議員日記。

7月27日 菅古道と野中眼科資料館

2007年07月29日 | 活動日誌その他
7月27日 木曽郡文化財保護連絡協議会が開催されました。郡内の文化財行政担当者や学識経験者が年に1度集まり、郡内の現状視察、各町村からの報告、意見交換が行なわれます。

 今回の視察先は木祖村の野中眼科資料館と菅古道です。

 
1号館(陶器・漆器等民俗資料)


 
2号館(医学関係文書・寺子屋史料)・ 新館内部(近世~医療器具等) 


 母屋(旧医院)に併設された1号~3号までの資料室には、野中家が7代に渡って伝えてきた貴重な資料が収蔵されています。道を挟んだ上段には新館があり、近世から現代に至る様々な医療器具が展示されています。中には国内に数台しか残っていないとされるライツの顕微鏡などもあります。
 なお、野中眼科資料館は一般公開されていません。事前の詳しいお問い合わせは木祖村教育委員会へ。

 菅古道は野中氏所有の山林を通っているため、野中氏個人によって維持管理されています。近年木祖村でも地域が古道整備や里山保全に協力するようになりました。
 木祖の鳥居峠から風吹峠に至り、木曽福島を迂回して開田・三岳・王滝方面へ抜ける古道です。一説に、天文年間に武田軍が木曽の鳥居峠を越えて攻め入った際、王滝城に逃れた木曽義康がこの道を使ったのではないかとも言われています。

 見学後、村民センターにて総会が行なわれました。
 


7月25日 菅古道の植樹~柳沢尾根環境整備

2007年07月29日 | 活動日誌その他
 7月25日 木祖中3年生31名による菅古道植樹と柳沢尾根草刈作業が行なわれました。



 この木祖中3年生の活動については、前回まではそば打ち体験だったのですが、そばアレルギーの生徒がいるということで内容が植樹活動に変わったそうです。折りしも菅の野中杏一郎氏(松本ユネスコ協会)から菅古道の植樹をしてはどうかという申し出があり、木曽ユネスコ協会がキハダの苗を提供する形で実現しました。
 また25日は当初、木祖村議会議員の環境整備が予定されていましたが、参議院選挙の関係で中止となったため、深沢えり子議員の発案で議員もこれに自主参加することになりました。 参加議員:奥原・平井・田上・古畑・深沢え・星(敬称略)
 他、菅古道の整備活動に協力している「きさらぎの里を守る会」や菅地区の地域住民も参加したため、あっという間に100本の苗木植樹が終了しました。

  


 その後、中学生は小木曽の柳沢尾根公園に移動。田上、平井、深沢、星。4名の議員も引き続き草刈に参加しました。奥谷教育長から春の山桜やツツジが咲いている時の写真を示され、これまでに植樹された樹木を間違って切らないよう説明された後、皆で草刈を開始しました。
  中学生達はトゲのあるタラノキやツルが絡まる山フジ、生い茂る灌木などに悩まされながら、急斜面を汗だくになって雑草やカヤを刈ります。
 全員が尾根上にまで上り詰めたころ、ようやくお昼となりました。

 汗だくになって草刈された尾根を見渡すと、山を手入れする苦労を実感します。
 植樹や下草刈。都市部の学校ではなかなかこのような「環境学習」の機会はありません。自然環境の重要性や意義について、体験することで認識を深める良い機会だと思います。


7月18日 公民館講座 文化財について

2007年07月29日 | 活動日誌その他
7月18日 19:30~ 公民館主催の女性セミナー(村民センター)に出席。
 内容は大蔵茂氏による「村内文化財めぐり②」

 女性村民約20名が参加されました。学習テーマは、1:菅のエドヒガン、2:田上観音の聖観音立像 3、薮原神社山門。

 大蔵氏の知見に満ちた話ぶりは、時折脱線しても楽しく聞くことができます。木祖村になぜこのようなモノが残っているのか?から始まって、村の先人がいかに自分達の手で独自の文化を守ってきたかについても解り易く説明していただきました。

 自宅にガラクタだと思うものがあっても、自分の親や祖先がなぜそれを取っておいたのか? きっと理由があるものです。
 
新しいモノや新しい文化、時代の最先端というモノはお金さえあれば幾らでも作り出すことができます。しかし、過去の暮らしや文化、時代の流れを示すものは、捨ててしまったり、一旦失われてしまうと二度と取り戻すことは出来ません。

 木祖村の皆さん、文明の利器や新しく便利なモノばかりに目を向けず、自宅に古いモノがありましたら捨てたり壊したりする前にぜひ木祖村教育委員会にご相談ください。




7月18日 議会報編集委員会

2007年07月29日 | 木祖村議会と議員
 7月18日 議会報編集委員会(古畑・深沢え・星)

 議会報のニ校があがってきたため、議会資料室に集合して校正を進めました。これまで一緒に編集・校正作業を行なってきた議会事務局は、参院選の準備も重なって忙しそうです。

 今回から少しづつ、もっと解りやすく議会の様子を伝えたいという観点から、各議員の一般質問を詳しく掲載しました。次回からは誰が回答したかもちゃんと掲載しようという方向も話し合いました。実際に執行する側がどのような立場で、どれだけ丁寧に回答しているかも村民に伝えることができると思います。
 レイアウトについては、今回から新しい印刷所になったため、もっと詳しい指示が必要かなというのが率直な感想です。

 最終校は印刷所宛に直接郵送します。午後、残りスペースに追加するイラスト等を印刷所宛にメール送信。

 7月26日発行予定です。