市ケ谷です。今年で22回になる東京紺碧会の会場は三百名を越える参加者です。沖縄県酒造協同組合と紺碧会の共催事業なのです。泡盛を介して親交を深める・・・一年に一回の会なので、同窓会的雰囲気もテーブルのそこかしこに・・・見られます。人生の達人・大先輩が多数詰め掛ける伝統的な会は22年の歳月を要しているのですね。会の幕開きに「芭蕉布」の歌声が披露されましたが、聴いていて心が洗われる思い・・・。沖縄的にいえば定番になった歌・・・でしょうか。ウチナーンチュでなくても聴く人の琴線に触れる名曲をライブで聴けたのは良かった、良かった。今宵の泡盛は何時にも増して美味しかった。
「エラブの海」というドキュメント映画のDVDをいただき、昨日観賞しました。1960年にオールロケで敢行された映画がDVDに編集されて、今年の1月末に市販されました。三鷹市に事務所を構える有限会社ゆめ企画の木原社長の厚意で送っていただいたものです。ありがたさまりょうた・・木原さん。48年前の映像とは思えないほど、鮮やかな光景ですよ。画面に広がる沖永良部・徳之島など奄美群島の原風景・・。八月踊りや闘牛シーンに加え、当時としては画期的な水中撮影が駆使されて、サンゴに囲まれた色濃い南の海が鮮やかに蘇っています。そして映画を効果的に演出する朝崎郁恵さんの島唄・・所々に挿入される島唄・・。あっ!これは「よいすら」だな。豊穣の海、視界に広がるパノラマ・・古の島の光景と形容しがたいBGMもノスタルジックな映画です。
先日、那覇・牧志平和通りは花笠食堂でいただいた沖縄そばです。三枚肉やかまぼこが乗っかって450円也。・・ゼンザイかモズクが付きますよ・・とお店の方が言うので、二人分(もちろん二人です)を頼んで、ゼンザイ・モズクをそれぞれお願いして交互に味わいました。沖縄そばの後にゼンザイ・モズク・・・これもあっさりした味わいで宜しいかな・・。そういえば、平和通りの真ん中あたり・角のコーヒーショップは健在ですねえ・・。ひげ親父・幼少の頃から営業していますから、かれこれ40年?以上、この地で立ち売りスタンドを続けていらっしゃる・・通り沿いの衣料品店は、沖縄のおばちゃん御用達のムームーが南国カラーも鮮やかに通りを彩っています。なにもかも変わらない那覇・平和通りの光景。いつまでも変わらずにいてほしいです。