昨日は収録の後、将棋連盟に。Ａ級順位戦羽生三冠－三浦八段戦の新聞解説を頼まれていました。夕食休憩時点で戦いが始まっていなかったので、終局１時、感想戦終了３時の朝帰りを覚悟したのですが、２３時に終局、感想戦を見て終電に間に合いました。
コメント欄に質問がありましたが、休場中の宮田五段は連日のように将棋会館に来て将棋を見ています。もう、すっかり良くなって来年４月の復帰が待ちきれない、いった様子。休場届が出た時は心配しましたが、良かったですね


明日８日(水)は渋谷東急将棋まつりに出演します。プログラムはこちら
明日は最終日なので、１７時には終わってしまいますが、今日は遅い時間までやっていますので、出掛けてみてはいかがでしょうか。暑いですが

また８日・９日で王位戦第４局が行われます。中継は西日本新聞：王位戦ページにて。２日目に行われる大盤解説会の動画中継もあるみたいですね。確か、数年前から実施されていると思いましたが、これは嬉しいサービスです

※サイン本、本日発送しました。当選者の皆さん、宜しくお願いします。

今日も暑かったですね。週間天気予報を見たら、東京はずっと晴れマーク。気温も３０℃超えですって。はははは・・・は。

そんな中、新しいテレビを買いに行きました。嫁さんはテレビなしでも構わないらしいのですが、僕は競馬＆ゲームのために必要です。

大和証券杯は高崎四段の勝ち。若手チームは３戦目にして初勝利で、４戦目以降も楽しみになりました。これは団体戦なので、ちょっと違いますが将棋界は７番勝負で３連敗から巻き返した例はないですからね。

上野五段から９日(木)に王位戦第４局大盤解説会をやるので宣伝して欲しい。というメールが来ました。上野さんが気合いを入れて、解説会に臨んでいるのは僕も良く知っています。と言う訳で是非、お勤めの帰りに寄って下さい！

明日はＮＨＫ講座の収録です。残すところ、あと４本。明日と下旬に２本ずつ撮って終わり。早いものですね。

僕は最終走者なので１勝で決勝トーナメントに進出することができます。収録日は６月２６日。２３日の棋聖戦第２局で自己ワーストタイの５連敗を喫し、これに負けたら６連敗。という深刻な状況での対局でした。

棋譜は囲碁将棋チャンネル：銀河戦ページからご覧になれます。

                        　  

振り駒で後手番に。中原永世十段は相掛かりでも▲２六飛型のイメージがありますが、最近は▲２八飛も指されているようです。

図での次の手は▲６六角。△同角▲同歩△３三桂▲８八銀と進めば、図から▲３三角成△同桂▲８八銀に比べて▲６六歩の１手を得することができるのです。知らないと指せない手ですので、是非この機会に覚えて下さい。

また、図では▲６六歩から矢倉に組む指し方も有力です。

　　　　　　　　　　　　　　

▲矢倉△銀冠に組み角を打ち合いました。黙っていると▲２五歩が来るので△６五歩と仕掛けましたが、陣形がバラバラなので自信はありませんでした。実際、この後は気持ち良く攻められてしまい、自身が５連敗中だったことも手伝って目の前が真っ暗になりました。

　　　　　　　　　　　　　　

先手の攻撃が一息つき、△７六歩に▲６六銀と交わしたところ。この瞬間に攻めないと、先手からは▲５一角や▲４六桂があり、攻める番が回ってきません。筋は△７四桂ですが▲７五銀で逆に飛桂両取りになってしまいます。よって図で△８八歩▲同玉を入れてから△７四桂と打ちました。これならば▲７五銀には△６六角(参考図)

　　　　　　　　　　　　　　　　　

▲同銀△同桂で攻めが続きます。これが△８八歩の意味です。苦戦でしたが、△８八歩～△７四桂でペースを掴むことができました。

　　　　　　　　　　　　　　

図は最終盤ですが、△７六歩から先手玉は即詰み。　　　

　　　　　　　　　　　　　　　　　　

参考２図は変化手順。図では実戦で指せればとても気持ちが良い一手があり、先手玉が詰みます。△３六角▲４七桂△４八金から追い回しても詰むのですが、それは気持ちよくないので、なしで(笑)正解は明日。

※正解は△６九角。これでどうやっても３手詰です。

 

勝って決勝トーナメントに進出。昨年はベスト８止まりだったので、それ以上を目指して頑張ります。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

昨日は、白瀧呉服店に行って来ました。
今年、白瀧社長は朝日オープン(阿久津五段)棋聖戦(僕)王位戦(深浦八段)で着付けのために現地まで足を運んでいます。
９月開幕の王座戦で挑戦者になった久保八段もここで和服を買っていますから、もしかしたら、これも行くことになるのかもしれません。社長はアマ五段の腕前で、現地では検討の様子を熱心に眺めています。
今月はJT杯とNHK講座の収録で和服を着るのですが、社長が忙しそうなので、自分でやることにしました。昨年の竜王戦前に習ったのですが、今年に入ってからは１回もやっていません。
いざ、やってみると、意外にも出来たので僕も社長もビックリ。昨年、かなり練習しましたから、体が覚えていたようです。あとは家で何回か確認すれば問題なさそうです。


今日は家で原稿の手入れ。少しずつ、洗練されて行くのを見ると嬉しくなります
また囲碁・将棋チャンネルで20:00～銀河戦の中原永世十段戦が放送されるので、後で解説を書こうと思います。

明日５日(日)は大和証券杯対抗戦「第1弾　熟練居飛車 vs 新鋭振り飛車」の淡路九段－高崎四段戦が行われます。また、郷田九段の優勝で幕を閉じた最強戦の表彰式に１００名もの方が招待されるみたいです。これは応募する一手ではないでしょうか
またNHK杯戦は森内名人－佐藤天彦四段戦です。こちらもお見逃しなく。

３月のボナンザ戦についてまとめられた本が角川書店から出版されます。角川ワンテーマ２１シリーズからボナンザVS勝負脳８月１０日発売、７２０円。安い「新書なんだから安いのは当たり前」というツッコミはナシで。
僕の語り、保木さんの語り、対談という構成。僕の部分はインタビューを元に語っているように書いてもらいました。
自分で書く文とライターさんに書いてもらう文がありますが、僕の場合、その見分け方は簡単で「難しい熟語、ことわざを使っているかどうか」
この日記を見てもわかりますが、僕は難しい(と言っても中学、高校で習うもの)熟語、ことわざは詳しくないのでほとんど使いません。
もっとも、自分で書いたかどうかを隠すつもりはなく、NHK講座テキストやこの本もそうですが、目次か巻末にライターさんの名前が書いてあります。

・ボナンザはどのようにして作られたか。他のソフトとの違いは。
・将棋ソフトの歴史。この１０年でどのくらい強くなったか。
・僕と保木さんがどのような準備、気持ちで対局に向かったか。
・指してみて感じたこと、今後の可能性。いつプロを追い抜くか。
などなど。


また、今書いているものがあり、１１月発売の予定です。筑摩書房から、やはり新書。４月から書いていて、ほぼ出来上がっています。後は細かい手入れをちょこちょこと。簡単に言うと
『将棋観戦の面白さを伝えよう。』という本です。ルールすらあやしい、という人からコアなファンまで楽しめる内容を目指して書きました。
・将棋は盤上技術だけではなく、駆け引きがあるゲーム。メンタル面の重要性。
・プロの制度。プロとは何か。
・将棋を面白く観戦するために必要な知識。形勢判断の基礎。序盤・中盤・終盤の流れ。
・棋士の紹介。では実際にプロの将棋を見てもらいましょう。

という感じです。図面は、後半までは登場しません。
最後の章は自戦記ですが、技術的なことは少なめにして、読み物としてサッと読めるように工夫しました。

というわけで
まもなく発売のボナンザVS勝負脳
１１月発売の本(タイトル未定)
どちらも宜しくお願いします

昨日は連盟で免状署名と色紙揮毫。色紙は５０枚近く書きました。ふぅ。
その後、両親を新居に案内しました。姉も一緒に来ていました。姉とはいつ以来か思い出せないほど、久しぶりです。家族４人が揃うのはもっと久しぶり。僕が仕事をしたかったのと、両親は昨年から飼い始めた犬が心配だからということで夕飯も食べずに解散。

帰宅し、少し柊と遊んで布団に入りました。いつも、柊が寝るのを待って布団から抜け出すのですが、不覚にもそのまま寝てしまいました。気が付いたら朝の７時。７時に起きるのは早起きですが、９時半に寝ているので・・・

８月は暇のはずだったのですが、なんだかんだ用事が入ってきました。天彦にリベンジしたいのに。

王位戦第３局は羽生王位が勝って対戦成績を１勝２敗としました。△２九馬▲６八飛△９二飛の応酬を見た時は先手ピンチを思わせましたが▲５七角と引いて難しいんですね。以前から、矢倉の△１三銀には良いイメージがないのですが、この将棋もあっという間に後手陣が崩れたように見えました。桂得なので後手が悪いとは思えないんですけどね。どこがポイントだったのでしょう。

今日は家に編集者の方をお招きして仕事。パソコンを横に置いて、王位戦の静止画像を見ていたのですが、これだけで結構楽しめました。姿勢や表情から
「今の手は読んでなかったのかな」「さっきよりは自信ありそうだな」などと想像することも出来ますし。

国分寺に移動して夕飯。少しはお酒に強くなったかと思ったこともあったのですが、最近はまたビール１杯で「もういいや」という感じです。根本的にそんなに好きではないので、強くならないんでしょうね。何事も好きでないと上手くなりません。

午前中、連盟で免状署名をして、午後は家で本にサイン。当選者の皆様、お待たせしました。今週末には発送できそうです。またお知らせします。

王座戦は久保八段の勝ち。石田流から大乱戦になり、居玉のまま久保八段が押し切りました。
久保八段のタイトル戦登場は01年の王座戦以来、６年振り。王位戦の深浦八段に続いて「実力者が久々にタイトル戦登場」ということになりました。
ご存知の通り、王座戦は羽生王座が１５連覇と同一タイトル連覇記録を更新中。ちなみに第２位は大山１５世名人の名人戦１３連覇(1959－71年)です。
５番勝負開幕は９月。

王位戦第３局は相矢倉。４５手目▲９六歩では▲９八香のほうが圧倒的に多いので、羽生王位が注文を付けたと言えるでしょう。深浦八段も激しく応戦し、１日目にしては早い進行になっています。羽生王位は桂損の上に馬を作られていますが、例が少ない▲９六歩を選択したことから、予定の行動だと推測できます。２日目の戦いが注目されます。

一昨日の日曜日は大和証券杯があったのですが、告知できませんでした。見逃した方、すみません
片上五段と遠山四段のブログに「ネット中継の告知が多くなった」という話題が出ています。確かに、以前はこんなになかったような気がしますね。
例えば、昨日の「こちらは神戸新聞：王位戦ページにて」を制作するのには神戸新聞HP→中継ページ→URLをコピペ。
という作業なので２０秒ほど。最近は連盟HPに中継予定が出ていないので、４０秒ほどですかね。１回なら何でもないのですが、毎回、これをやるのは面倒と言えば面倒ですし、用事があったりして、告知できず。ということもあります。
この件の他にもインターネット、ブログには課題や可能性があるので「ブログ研」をやりましょうか。夜まで将棋、夕飯を食べながらブログ運用について語る。という(笑)

日付が変わって８月になりました。今月は将棋まつり、高校竜王戦、JT杯です。もちろん対局(順位戦の深浦八段戦は王位戦とかぶるので９月に延期)と講座収録もあります。第１週は暇ですが、２週目以降は忙しくて、月末の引越しがあっという間に来てしまいそうです。体調には気を付けます。