2024年09月05日
リポート 北海道機船漁業協同組合連合会 原口聖二
[ロシア 第9回東方経済フォーラム “漁業分野-極東社会経済発展の原動力”]
2024年9月3日から同6日までの間、ウラヂオストクにおいて第9回東方経済フォーラムが開催されており、漁業分野のビジネス・プログラム、“漁業分野-極東社会経済発展の原動力” (Рыбная отрасль – драйвер социально-экономического развития Дальнего Востока)が設定され、ロシア漁業庁長官シェスタコフが登壇、報告担当者:原口聖二はこれをモニターした。
ロシア極東漁業はこの10年間で50%増加している。
この中にあってシェスタコフは、漁業分野の発展は加速しており、効果拡大のため関連産業が当該分野に追いつくことが必要で、特に、遅れている造船能力を向上させることが重要だと指摘した。
投資目的漁獲割当の第2弾における付帯義務プロジェクトでは、漁船ばかりでなく冷凍冷蔵運搬船の建造が盛り込まれている。
シェスタコフは、経済発展のため水産流通インフラの改善の必要性を指摘し、やはり投資目的漁獲割当第2弾の付帯義務プロジェクトにおいて物流複合施設の建設が計画されていることに言及した。
また、養殖漁業生産を2030年までに60万トンまで引き上げる計画であること、十分に活用されていない漁場の開発が必要であること等について報告を行った。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます