2024年04月17日
北海道機船漁業協同組合連合会内 一般社団法人北洋開発協会 原口聖二
[ハバロフスク税関 中国人によるナマコ大規模密輸を摘発]
ハバロフスク税関は、大規模なナマコ製品の密輸を試みた中国人(47)を摘発した。
当局職員は、定期航路船に乗り込んだ、この中国人が、違法に乾燥ナマコ40kgを隠し持っていたところを発見した。
ロシアでナマコは戦略的に重要な生物資源に位置づけされている。
この中国人は税関検査での口頭質問において、申告対象品を所持していないと答えていた。
摘発にあたり、中国黒河市へ運び、2次加工製品を生産する企てを認めた。
ハバロフスク税関は、ロシア連邦刑法第226条第1項-1(戦略的に重要な資源の密輸)に基づき刑事立件のための手続きを開始した。
現在、この市民は自宅軟禁下にあり、3年から7年の懲役と最高100万ルーブルの罰金が科せられる可能性がある。
黒河市は黒竜江省北部の黒竜江沿岸に位置しアムール川の岸辺にあり、対岸のロシア連邦アムール州を望む北辺の町となっている。
358キロにわたる国境により下部行政区画である愛輝区、孫呉県城、遜克県城がそれぞれロシアと接する。
愛輝区の対岸は、ロシア極東地区第3の町、アムール州都ブラゴヴェシチェンスクで、その距離は僅か750メートルとなっている。