黄色い拍子木

たまのをよたえなばたえねながらへば しのぶることのよわりもぞする

koori

2005-12-05 18:19:22 | Weblog
結局雪は積もるどころか降りもしないどころか
すごくいいお天気で朝を迎えました。

分かっていたけど。

放射冷却で見事に冷え込んだ朝は美しいけれど、
容赦なく体温を奪っていきます。

冬の朝が美しいのは寒さや澄んだ空気だけでは
ありません。ありふれた水溜まりを氷の鏡に
変える魔力を秘めているからです。

至る所で生み出された鏡は、あと数分もすれば
子供達の歓声とともに割られてしまうのでしょう。

気温が下がれば水が個体となる、ごく当たり前の
自然現象ですが、私は神秘性と魅力を感じて
止まないのです。

だから冬が好き。
コメント
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