私の好きな歌手の歌に「逢いたいときに限って」という歌があります。
付き合い始めて、暫くしてからのある日。そのあまりの幸せのなかに
何かしら「トゲ」のようなものを感じます。でも正体はわかりません。
その内、「トゲ」は喧嘩になってしまいます。彼女は二人暮らす家を
飛び出します。でも、心にあふれ出てくるのは恋人の存在。いつもは
恥ずかしくていえない言葉が知らず、あふれてきます。あの人が好き
なんだって、そんな言葉が。
「近くに居ると煩わしい。だから遠距離ぐらいがちょうどいいんだ」
私が恋について考えている事を話す時に使う常套句です。
でも、これは欺瞞です。都合のいい、傷つきたくない関係を悟られたく
ない、私への欺瞞。
前の人も、その前の人も結局、好きじゃなかった。無理強いに好きに
なろうとしていただけなのかもしれません。でも、そんな不埒な事は
許せない、だから私自身を欺く事で誤魔化そうとしました。
もちろん、楽しいなと思えることもあったけど。優しい事は素直に
嬉しく思えませんでした。それはその人への背信に対する後ろめたさが
あったからに違いありません。
あふれる矛盾。
何故今頃こんな事に気づいたのでしょうか。
多分、恋しているからかも。
呪縛からは逃れられないけれど、気にしないようにはできます。
長かった。ここまで来るのは果てしなく遠かったです。こんな瞬間は
もう2度と来ない気がしていました。
もし、これが実ることなく、枯れていったとしても大丈夫。そのときは
少し落ち込んで、また恋を探せばいいじゃないですか。
呪縛を感じながら。と、自分を安心させてみる。
付き合い始めて、暫くしてからのある日。そのあまりの幸せのなかに
何かしら「トゲ」のようなものを感じます。でも正体はわかりません。
その内、「トゲ」は喧嘩になってしまいます。彼女は二人暮らす家を
飛び出します。でも、心にあふれ出てくるのは恋人の存在。いつもは
恥ずかしくていえない言葉が知らず、あふれてきます。あの人が好き
なんだって、そんな言葉が。
「近くに居ると煩わしい。だから遠距離ぐらいがちょうどいいんだ」
私が恋について考えている事を話す時に使う常套句です。
でも、これは欺瞞です。都合のいい、傷つきたくない関係を悟られたく
ない、私への欺瞞。
前の人も、その前の人も結局、好きじゃなかった。無理強いに好きに
なろうとしていただけなのかもしれません。でも、そんな不埒な事は
許せない、だから私自身を欺く事で誤魔化そうとしました。
もちろん、楽しいなと思えることもあったけど。優しい事は素直に
嬉しく思えませんでした。それはその人への背信に対する後ろめたさが
あったからに違いありません。
あふれる矛盾。
何故今頃こんな事に気づいたのでしょうか。
多分、恋しているからかも。
呪縛からは逃れられないけれど、気にしないようにはできます。
長かった。ここまで来るのは果てしなく遠かったです。こんな瞬間は
もう2度と来ない気がしていました。
もし、これが実ることなく、枯れていったとしても大丈夫。そのときは
少し落ち込んで、また恋を探せばいいじゃないですか。
呪縛を感じながら。と、自分を安心させてみる。