黄色い拍子木

たまのをよたえなばたえねながらへば しのぶることのよわりもぞする

フライング父の日

2005-05-14 17:40:20 | Weblog
母の日は先週終わったばかりであるのに(今だに彼女は財布を
下ろさず・・・早く使ってこそなのに。カバンやら、靴やら、
財布やらは。)

いくら仕事が退屈にまみれているとはいえ、金曜日は心知らずも
ウキウキしてしまうものです。それに、この日は数少ない女友達と
イタリア料理店にて夕食です。

でも、待ち合わせまでには少し時間があります。

自分の服見たさも手伝って、少し気は早いですが父の日の贈り物を
物色しに、駅前の百貨店まで行きます。

色々なキーケースがありますが、鍵を収納したときに大きく膨らむ
であろうとか、革に傷がいっても揉めば消える革でないととか。
そして無難な黒では、年のこともあり、きっと重苦しくなってしまう
だとか。

なかなかこれと言うのがありません。

そういえば。

そういえば、この百貨店の中にはBREEを取り扱う一角があったことを
思い出します。専門店で無い上に、婦人靴の一角にあるのであまり
期待せず覗くことに。

品数は多くはありませんでしたが、定番の小物は一通り置いてあり、
キーケースも4点ほどありました。中でも濃い濃い茶色のキーケースには
一目ぼれです。これ以上見て回っても良いものは無いような気もしますし、
これを買い求めました。

母には早速、父がキーケースを買わないように監視してもらうことに。




母の日は妹と二人で決めましたが、今回は私だけ。いつの日か、彼女と
一緒に見立てる日がくるのでしょうか? こないような気もしますが、
それはそれでひとつの答えなのでしょう。彼女の心内はわかりません。

母がこのことを父に黙っているかだけは、とりあえず、今のところの
気がかりです。

* * *

イタリア料理はとっても美味しかったです。もちろん、楽しいひと時が
あるからこその、美味しいご飯ですけれどね。チーズをくりぬいて、其れに
盛られて支給されるリゾットが余すところ無い濃さでおいしかったです。

そして、彼女の喜びある知らせ。

近頃、そうそうは無い楽しい一日でした(退屈すぎる仕事を除いて)。
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2005-05-14 02:14:13 | Weblog
「もっとも寂しい色は何色か?」

などと言うことをふと、思う。

灰色。

寂しいとは少し違うような気がする。寂しいと言うよりも、
もう手の施しようの無い、でも悩む事もない静かでそれ以上が
存在しないようなイメージ。

藍色。

寂しいと言うよりも、何かしらすがすがしいものがあり、
それが寂しさのようなものを感じさせるけれども、寂しいとは
違う。清潔は孤独。でも、その事だけでは寂しいとはいえない。

紫色。

寂しさよりも孤独よりも孤高。

透明。

清浄。何も無いことが寂しいのではなく、何も無いことが返って
何かあることのコントラストを強めて、何かと誰かが存在する事を
教えてくれるような気がする。

・・・といろいろ考えあぐねましたが、私にはわかりませんでした。
案外、グレーと桜色の中間辺りの色が寂しい色なのかも。散る桜と
それでお終いと言うグレーのイメージ。でも、桜が散った余韻だけが
何も無い空間に響いている。そんなイメージ。

たまにそんな事を空想するのですよ。
解かりもしないことを、答えの無いことを考えてみるのです。
コメント (5)
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