ビィルデングには誓いという房が たくさんたくさん ぶらさがっています
どっしりと落ち着いたビルディングには ふらふらと頼りない房がいっぱい
僕は窓から ガラス越しに祈っています
でも二本の針が、くるくるまわって
たくさんの房が、ポツン ポツンと、僕の家の屋根に落ちてきます
坂では心という お手玉が、ころころとたくさん ころがっています
泥だらけの長い坂では だんだん汚く 汚れていきます
でも二本の針が、くるくるまわって
たくさんの玉が ポカン ポカン と僕の家の木戸をたたきます
家の中は 埃の砂浜です
僕の手は砂を握ります
命という砂は、さらさらと、こぼれていきます
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