Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

チューブラーリム

2014-04-12 20:33:23 | 自転車部品・用品
最近はクリンチャーと言うタイヤを使う人が増えチューブラーの良いリムが
中々手に入りません 色々な部品が進歩し良くなっていますがチューブラーの
リムに限っては昔の方が良い物が有った様な気がします




箱に入った物が届きました 持つと荷姿から
想像するより遥かに軽い荷物です






中から紙に巻かれた丸い物が出てきました
紙には ARAYA の文字








包装紙をめくってみると ARAYA AERO4
SUPER HARAD ANODIZED のステッカー
そう アラヤのチューブラーリム ADX-4 です






平リムよりややリムハイトが有りますが ADX-1
程もなく 優しい容姿です




手持ちに一度組んでばらした物が 1ペア有ります
今回の物は未使用です この様な部品はもう新たに
作られる事が無く世の中から消えて行く一方です 
状態の良い物は確保しておきたい部品です・・・




アラヤの当時の資料では 巾 18.7mm リム高 16.0mm
重量 350g です 実測は 346g アールワッシャーは
必要の無いリムです






こちらは保管している FIAME フィアメのピスト用 28穴
赤ラベル ハトメ有りで重量 318g の細身のリムです
アルミ地肌のリムは柔らかく感じます





ホイールやリムは天井へ吊るして保管しています
埃が被ってもそれ程影響は有りませんが 全て
掃除をしてビニールで包装しました








とても古い物ばかりです アラヤ関係で 30年程度
フィアメは水張りシールからラベルが変更になって
いますが45年程前には存在したリムです





何時までこの様な事が続けられるか分りませんが この様な素晴らしい部品達は
大切に残して行きたい気持ちが有ります でも使ってこその自転車部品、自分の
ホイールを作る為に沢山使ったので少しずつ減って行きました・・・

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給排水 埋設配管

2014-04-10 20:00:37 | よもやま話
新築の建築現場では私達の仕事で必ず必要な給水管や排水管の
外部配管が有ります お天気の良い数日間それらの施工で 
少し仕事モードのスイッチが入っていました






私達の設備配管では避けて通れない土遊び
この様な小口径桝とパイプを使い お家の
排水の埋設配管をします




今回の現場はそこそこ敷地が広いので
外部だけで この位の管材(パイプ)を使います






ここでは肉厚のパイプを使うので 手ノコでは
時間が掛るのでこの様な高速カッターと呼ばれる
道具でパイプを切ります






これは高速カッターにパイプをセットする時に使う
受け台 高さが調整出来、回転部にベアリングを
使った物を自作しています






モザイクの加工は現場をあまり詳しくお見せするのも
良くないので 私の仕事の範囲でご勘弁頂きます




建物の構造上どうしても基礎を貫通しないと
施工が出来ない所が有ります






そんな所は止水の処理も大切で プライマーを
塗ってからコーキング処理をします





この時期のこの花は可憐な感じが良いですね 是非写しておきたいお花です

仕事が忙しくなると頭の中はほとんど仕事の事で埋まってしまいます 
自転車と両方を一生懸命出来る様な器用さは有りません でも少し
落ち着いたら又触りますよ・・・ その時にはお付き合い下さい

コメント (7)
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止水栓キーを プチ制作

2014-04-04 20:05:39 | よもやま話
もうすっかり暖かくなり毎日が動き易くなりました そんな日
仕事で使う道具を作りました






次の日に使う道具を注文していたら間に合わないの
で作ってしまう事にしました 道具を作ると言っても
そんなに難しい物は作れません パイプと小物を
少し溶接するだけです




使うアーク溶接機は 100V で使えるお手軽な物です
ただ電圧が低いと使い難いので この様な昇圧トランスを
使います
これは延長コードを長く引くと電圧が下がり機械のモーター
などが傷み易いので そんな時にも使います




パイプの先端に付けるのはこんな小物です






そして完成形はこんな奴 上部にはパイプを溶接し
ハンドルとして使います






パイプの先端のボックスです これは給水の埋設管に
取り付けて有る止水栓を開閉する為の道具です それが
随分深い所に有り 手持ちの物では届かないので
こんな長い物を作りました 私達は止水栓キーと呼んで
います




これは下水の引き込み工事でこれを最終桝と言います
この深さが 1200mm(1.2m) 程有ります この横へ水道の
引き込みもするのですが ここに止水栓が付きます

この様な現場の様子もご案内すれば結構楽しんで
頂けると思いますが 最近は個人情報の管理にも
気配りが必要で 間取りが載った図面なども人の
目に触れない様に気を付けています





随分と明るくて綺麗な色合いですね 朝仕事へ向かう時に車を止めて写しました

止水キーはいざと言う時にはパイプの先端を叩いて四角くして使う事も有ります
でも初めから必要なのが解っていれば 用意してやれば良いですよね
でもね・・・ 現場で必要無かったので結局使わなかったのですよ(笑)

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オールドカンパと呼ばれる部品

2014-04-01 20:34:38 | 自転車部品・用品
1933年に創業された Campagnplo カンパニョーロ それは現在でも
自転車愛好家達憧れの部品を作り続けています





カンパニョーロを語る時には良くオールドカンパと言う言葉が使われます
ただこれは何時の時代の物かと言う定義は有りません 人に依って捕え方も
違うと思います 5 アームの RECORD クランクが出来た 1958年
アルミの一体ボディを持った RECORD ハブが出来た 1960年 
初代のレコードペダルは 1950年 鉄レコと呼ばれる変速機は 1963年
これ以前の物は もっと神憑り的な雰囲気を醸し出しています

この頃から縦型の最終型の変速機 1984年の NUOVO RECORD SUPER RECORD
この辺りまでをオールドカンパと呼べば良いのだろうか・・・






このクランクはⅢ型レコードと呼ばれますが PCD 151 です
これは 1961年から1966年まで製造され翌年から PCD 144 に
変更されます

このクランクは私が自転車屋さんで買った物です ただ
1971年頃なので 在庫として有った物だったのでしょうね




この 頃のギア板にこの様な穴が開いた物は有りません
これは私が加工したものです






この時代の部品を維持して行くのはそれなりの
苦労は有ります この様なフィキシングボルトも
貴重品で 良い物が有れば予備として確保して
おきます




これらはカンパの純正の 8mm角の頭を持った
ボルト達です








ペダルのトウクリップを取り付けるボルトです








短い方は変速機のワイヤークランプ用で フロント
ディレーラーも同じ物を使います





自転車部品の一時代を築き 日本の国産部品の追随を許さなかった時代の
カンパニョーロの 部品達 これを何時までも良い状態で保ってやりたく思います 
その為にはこの様な補修パーツの確保も大切な事です 

壊れて使えなくなった部品もお宝です それらの中にも使えるパーツが有りますから・・

コメント (2)
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