日本企業追い出し３点セット

民主党の政策に「日本企業追い出し３点セット」というのがあるのだそうだ。「高い法人税」「厳しい労働規制」「CO２　25%削減」の３つに加えて、最近は、「円高を許す為替政策」も加えて4点セットとも言われている。

管首相は「一に雇用、二に雇用、三に雇用」とうたって、再選を果たした。雇用を連呼したから再選したとは思わないが、4点セットを観るかぎり、企業にとっては海外に出て行かざるをえない状況だ。

300万人にものぼる失業者の雇用を創り出すのは企業で、管首相が声高に雇用・雇用と言ったって政府が雇える訳ではないのだ。じゃ、どうするの？というわけだが、少なくとも生産拠点が海外に移転しているわけだから、政府と企業が協力して踏ん張るしかない。

聞くところに寄ると、生産の海外移転に伴って国内余剰人員が600万人にものぼるらしい。企業の社会的責任として雇用を守るというのが日本人経営者の一番の課題と思っている方が多いと聞くと、なんだか安心する。

民主党政権になってもうすぐ１年になるんだけど、尖閣諸島の問題でも、現政権は与党と野党から批判され続けているし、もうすぐ始まる臨時国会で何が分かるのだろう。誰もが何かが変わると期待して民主党に政権を委ねたと思うのだ。そろそろ何とかしなくちゃ、国民に呆れられるよね。