私は、世界初の女性〇〇や、日本初の女性〇〇と言うのがあまり好きではない。特に日本での女性に地位は韓国と同様に、世界でも類を見ないぐらい低い地位にあるから、日本で女性初のと言う記事を見ると、少しがっかりする。
この度、4月25日付で福井県警初の女性本部長に就任した増田美希子氏(47)が28日、着任会見を開いた。「性別は関係ない」と着任会見で意気込み、趣味は登山、子育てと仕事の両立も語った。
福井の女性の就業率の高さに触れ、自身も「子育てをしながら仕事をしている」と明かし、性別にかかわらず職員が働きやすい職場環境の整備に力を注ぎたいとした。
増田美希子本部長の経歴を見てみると、東京都出身の47歳。東京大学教養学部を卒業後、2000年に警察庁に入庁し、警察庁長官官房調査官や警視庁公安部の参事官などを歴任。25日付で福井県警初の女性本部長に着任した。
2000年 警察庁入庁 2003年 人事院行政官長期在外研究員(ピッツバーグ大学) 2006年 警察庁警備局外事情報部国際テロリズム対策課付・課長補佐 (外務省総合外交政策局安全保障政策課国際テロ対策協力室) 2007年 警察長官官房国際課課長補佐
を経験し、頭脳明晰で輝かしい経歴だと思う。
集まった報道陣を前に「福井県の皆様の安全を確保するために精一杯職務に励みたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします」とあいさつし、県警が最重要課題に位置付ける拉致問題は26年に及ぶ警察官としての経歴の中でも思い入れの強い部分と語り力を注ぎたいとした。
今回の勤務で初めて福井県に来たそうで、県の印象は、旧城、歴史的な建物が多数あって、そして食の豊かさでも大変、魅力的。私自身も今回は住む機会を与えられたことを大変嬉しく思っている。
福井県は幸福度ランキング1位を6回連続獲得しているということで、県内各地を時間が許す限り回って、幸福度の高さの幸せの理由を、自分なりに分析することを心掛けている。
福井県の課題について力を入れて取り組む方策などは、前任の丸山本部長が発表した『安心安全福井プログラム』に基づいた施策を着実に進めていく。その上で、我々警察が社会の変化にしっかりと対応できているのかという事は常に判断の視点として持ち続けたいと思っている。
社会情勢の変化は、治安上の課題に直接影響を与える。職責を果たす上で、本部長自身の性別は特に意味を持たないと思っている。その上で、私自身、子育てをしながら仕事をしている。
福井県というのは、女性の労働力全国一位と聞いている。子育てをしながらの苦労や課題は職員と共感共有できるのではないか。職員の性別にかかわらず、一人一人が責任を持って職務に取り組めるということが、県民の安全につながるので、職員一人一人が生き生きと働ける職場環境の整備が非常に重要であると思っている、と語った。