連休が終わって、今日から7月までの約2ヶ月間祝祭日はなく、新社会人、学生や生徒たちも本腰を入れ始める時だ。
さて、日本では毎日お弁当を作って持って行くことも珍しくないが、韓国ではどうなのか気になる。実は、韓国ではお弁当を食べる機会が日本よりも圧倒的に少ない。
日本では、仕事のときのランチにお弁当を持参する人も多いが、韓国では、仕事中のランチは、職場の人たちと連れ立って職場近くの食堂に行く。韓国ドラマでもよくこう言うシーンが出てくるけど、私は嫌だな〜、いつも一緒っていうのは。昼くらい一人になりたい時がある。
学校給食も、温かい食事が食べられるように、保育園(幼稚園)から高校までずっと給食が出る。そして、日本と韓国では給食のシステムは違っていて、韓国では現在、小学校から始まり、中学校、高校まで無償給食が実施されている。
お弁当を食べる機会が少ない韓国で、運動会や校外学習、遠足など特別な行事のときにはお弁当を持って行く。そのときのお弁当の定番が「김밥(キムパプ)/海苔巻き」だ。子どもの遠足といえば、「김밥(キムパプ)/海苔巻き」が思い浮かぶほどだそうだ。
その理由は、韓国では冷たい食事を良く思わない人が多く、お昼ご飯にも温かい食事をみんなで食べるということを大切する考えがあるからだ。以前、施設の子どもたちと、大型バスで遠足に行った時も、ランチタイムに、園から持ってきた食材をお皿に盛って、各自に配って食べたのには驚いた。あ〜、お弁当じゃないんだと。
遠足の数日前に、私が何かプレゼントしたいと言うと、子どもたちはキンパプ(韓国風の海苔巻き)がいいとリクエストした。これを遠足のランチで食べるものと思っていたら、バスに乗ると、子どもたちが食べ始めたのにも驚いた。
それに比べて、日本のお母さんは、子どもにキャラ弁など作って相当努力しているのとは大違いだ。