真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

健康格差

2024年05月05日 | Weblog
連休の始めに、姪が久しぶりにやってきて、一緒に両親の墓参りに行った。両親は姪二人をことの外大切に愛情たっぷりに可愛がっていた。会えばやはり両親の思いで話になる。

姪が家に来た理由は、もう一つあって、私がいつ死んでも困らないように、固定資産税や植木屋さんなどの今の家の維持費、保険関係、私が使っている金融機関などの一覧表を渡すことでもあった。

私の場合は、いつどこで死ぬか分からないので、姪たちに迷惑をかけないために、こういう手続きはきちんとしておかなければならないと思ったからだ。

先週、昭子がアメリカから来て、2時間だけ食事をした。いま、昭子は身体中悪いところだらけで、医者から食事制限を厳しく言われている。それでも、和菓子を食べたいといっていた。

老後を考える時、大金を積んで高級ホテルのような老人ホームに入れるとしても、死ぬときは自宅にいたいと考える人が最も多いという事実は重要だ。そして、老後資金は年金収入以外に2000万円が必要と言われているのは、持ち家がある人の額で、賃貸の人は、家賃分2000万円も入れて4000万円必要らしい。

「最も幸せな終末経路」とは、老人ホームに入らないで終末を迎えられることだ。そのためには、健康でいなければならない。 つまり、終末格差を決めるのは、資産格差よりは健康格差なのだ。

健常者は、要介護の金持ちより豊かな終末を迎えられる。 健康格差を決めるのは、若いときからの注意や努力によるが、ある程度のお金は必要だけれど、健康に気を使う方がずっと重要だ。
  
もちろん、どんなに健康に留意したところで、病気になってしまうことはある。事故や災害に見舞われることだってあるので、疾病や要介護や認知症を完全に避けることは不可能だ。

人生100年時代といっても、健康で、自立して、殆どのことを一人でこなせて生活できなければ生きている意味がないと私は思っている。だから、終末格差を決めるのは、資産格差よりは健康格差ということがわかる。

多くの方が自宅で最後を迎えたいと、医師でさえそう思っているという調査結果に納得だけど、少子化が進んでいる中、自宅で最後をどう迎えるのか?と考えることもある。

私の指導教授のように、朝起きたらベッドの中で亡くなっていたというのが理想的だ。
健康で亡くなるというの1番いいってことだ。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする