３キロは確実に太っただろうと思ったのに

８日間の旅行中、朝食をしっかりと毎日せっせと食べた。通常は朝食を食べない。旅行中は何があるか分からないし、旅友は何と無く風邪気味で、私はと言うと出かける前に十年ぶりくらいの大風邪をひいていた。

お陰様で、二人とも元気に旅を終えることが出来たのだが、一つには、普段食べない朝食を、これでもかと言う程たらふく食べたこと、二つには、飲めないビールをドイツに来たからはせめてもとノンアルコールビールを毎日飲んだことかなと勝手に思っている。

朝食は充実していた。大好きな黒パンに様々なハムと家で食べる３倍くらいのカマンベールチーズとナチュラルチーズをサンドイッチにして毎朝食べていたのだ。旅友に「至福の時でしょう！」とにこにこ笑いながら言われたのだが、カロリーを考えなければ、まさに『至福の時」だった。でも「カロリーなんてどうでもいいや」って思って、毎日食べていた。

実は、旅の終わり頃、こんな風に毎日食事をしていたらドイツ人みたいになっちゃうな～と心密かに思っていた。少なくとも３キロ以上は太ったに違いないって確信していた。だから、旅の後半は心持ち朝食を少なめにしたつもりだ。

他方、毎日、１年分纏めて歩いている気分だなと思いながら旅を続け、高校時代に骨折した左膝が痛むのを５歳も若い旅友に心配されながら沢山歩いた。何せ旅友の歩行速度は競歩並みだ。シニアオリンピックに出たらメダルが取れると思う位足の回転が速いのだ。正直に告白すると長～～く歩いた夜にマッサージをしてもらっちゃいましたっ！！。

でっ、旅の最中にお互いに体重が増えることには触れずに、「とにかく食べたいものを食べる精神」で良く食べた。家に帰ってまず体重計に乗った。恐る恐る眼を細めてみると１キロ増えていた。おかしい？もう一度、う～～ん、やっぱり１キロ増。そこで私はガッツポーズをした。

ところで、旅友はどうだっただろうかと気になるところだが、Ladyに体重と年齢を聞いては失礼だ。結末は、土曜に猫騒動が有ったためか、お腹を壊して元の体重に戻りましたとさ、というつまらない話しでした。でも、嬉しい！！