真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

日本のサービスはさすが(2)

2008年02月16日 | Weblog
今日もあるレストランの対応について書きたいと思う。仕事関係の人との打ち合わせがあったので、私が行きつけの中華料理店に予約を入れた。ここにはかれこれ10年以上通っている店で、鱶ひれ専門店として有名なところだ。TV番組でも以前は良く紹介されていたこともあった店で、年末から5回ほど行った。

何時ものように、料理を数点と、鱶ひれの姿煮とデザートをお願いしたのだが、姿煮はこちらが言うまで作らないで欲しいと言った。以前は支配人と顔見知りだったので、こちらが何も言わなくても私の好みを心得ていて、絶妙なタイミングで料理を出してくれた。

その時に料理のオーダをとったのは、中国人の方で「料理は一度に出さないで徐々に、そして鱶ひれはこちらが言ってから出して欲しいとお願いしたのだが、まだ初めの料理が殆ど手つかずの状態なのに、あっという間に総ての料理が運ばれて来た。そして、まだお願いもしていないのに、鱶ひれの姿煮までもが運ばれて来たのだ。

私は中国人のウエイターにまだお願いしていないと言うと、申し訳有りませんとだけ言って、料理をテーブルに置いて行った。私は副支配人にことの次第を説明すると、鱶ひれは再度作りなおすということで下げてくれた。

このレストランは、雰囲気も良く料理の価格も結構なものなのだ。ラーメン屋さんに入った訳でもないのに、まるでところてん式に料理が出されたのには参った。店も平日の夜だったため比較的空いていたし、なにも慌てて料理がサーブされる理由は無いのだ。

しばらくして、鱶ひれをお願いすると、大きなポットに入れたお茶を副支配人がテーブルに運んできた。説明によると最高級のジャスミン茶だそうで、気分を不快にさせてお詫びだと言って置いていった。確かに、香り・味ともに素晴らしく美味しかった。

会計を終えて外に出たら、寒空の中、副支配人が立っていて「大変申し訳ないことを致しました」と再度、深々と頭を下げた。このレストランは人気が出たため、どんどん支店を増やしている。私が行き始めたのは広尾店だったたが、今では銀座店にも良く行くようになった。そして、支店によってやはり微妙に味もサービスも違うのだ。

新しい支店が開店するたびに、広尾のベテランマネジャーが指導しに他店に行ってしまようになって、サービスが確実に低下していることは間違いない。でも、副支配人の対応は素晴らしかったし、サービスはやはり一流かなと思う。料理の価格プラスサービス料に全く不満はない店だ。また、行こう。





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