ゴムクロ修理日記  ゴムクローラー修理・販売(有)キムラセイコー       0237(86)7377

修理依頼を受けた作業行程・結果などを依頼者並び訪問者に見て頂くための親爺の気まぐれブログ
たまには修理以外の出来事も

クボタ SR35 全周修理

2010年03月19日 | クローラー修理販売関連

 

  トラックローラーを走る場所が全周に渡り亀裂が入り  さらにワイヤー両側切断している

  クボタコンバイン SR35  仙台00嵐商会さまより依頼されてから数十日も

  経ってしまった

  緩んでいる芯金を全て取り外し 埋め戻す作業を続け ようやく 最後一回の

  加硫で完成する

 

 

  通常の修理は 前写真の状態で古いゴムを削りだし 新しいゴムを盛り付け

  加硫となるのだが 切断していないワイヤー上のゴムが部分剥離している

  このままの修理では ワイヤーと新規ゴム密着しないので ワイヤー出るまで

  古いゴムを剥ぎ取る

  本来はワイヤーが平坦になっているのだが 「波」うっている

  ゴムに隠れているので 剥ぐまでは解からない

  (クローラーメーカーの何らかの都合で波打たせてしまったと思われる ・・・・チョット

     失敗したのかなぁ~~?)

 

 

  凸凹になっている面を新しいゴムで出来るだけ平坦にし 芯金を並べる

 

 

  何時ものごとく 芯金を生ゴムで埋め尽くし 加硫前とする

 

 

  表面 ワイヤー見えるまでの「キズ」があり このままにして使用するとワイヤーが錆

  切断する可能性あり   この表面修理も「まごころサービス」として直す事にした

 

                                                  

 

 

   ・・・・・ SR35修理は不都合だらけであった  長いゴム型あるものと思い

        全ての芯金外し終わったところ「短い型」であったりで

        短い型で2回の加硫をした後 「長い型」の造り直し 

        修理入る前に「型」確認を第一にしなければならないと

        反省させられる修理であった ・・・・・・