メキシコ湾沖に浮かぶ石油掘削施設ディープウォーター・ホライゾンで働くトランスオーシャン社のマイク(マーク・ウォールバーグ)。
施設ではさまざまなトラブルが続き、なかなか作業が進まなかったことで本来のスケジュールから遅れが生じていた。
そこを雇い主であるBP社の役員に咎められ、マイクの上司であるジミー(カート・ラッセル)は十分な安全確認テストができないままに作業を先に進めることにした。
順調に作業が進み始めたことから心配しすぎだったかと思われた矢先、海底から施設上に勢いよく原油が吹き出し始めた。
そして原油を止めることができないまま引火し、大きな爆発が起きた。
海に浮かぶ施設で逃げる場所もなく戸惑う作業員たち。
なんとか脱出を試みようとする中で、マイクはジミーとともに被害を最小限に抑えるために行動を始めた。
2010年に起きたメキシコ湾原油流出事故をテーマにした映画です。
世界最大級の人災と言われたこの事故の中では何が起こっていたのか。
さまざまなインタビューを基に事故が再現されています。
安全か利益か。
安全が最優先なのは当たり前のように見えて、実はそこが軽視されている例は今でもたくさんあります。
これくらいなら大丈夫だろう、という気持ちこそ危険なことだとあらためて認識させられます。
事実を基にした映画はたくさんありますが、この映画は今まで自分が見た中でも特に怖いと感じた作品です。
この事故が実際に起きたと考えると本当に恐ろしいです。
それぐらい映像にもインパクトがありました。
こういう事故を教訓に何を学んでいくかが大切ですね。