上川隆也さん、柴田恭兵さん主演の『レディ・ジョーカー』を見ました。
厳密にいうと映画ではなくて、WOWOWで放送された全7話の連続ドラマです。
原作は高村薫さん。
そういえば高村薫さんの本はまだ一度も読んだことがありません。
ビール会社の社長が誘拐されるところから始まったストーリー。
無事に解放されたが、その際、犯人グループは社長の弱みにつけこんで裏取引に応じるよう求めていた。
犯人グループからビールを人質に大金を要求された社長は警察の捜査を欺くかのように裏取引に応じようとする。
警察も社長に不信感を抱きつつも手の打ちようがなく、1人の刑事を送り込んだ。
裏取引に応じて何とか自分の手で事件の終息を図ろうとする社長と、犯人逮捕のためどうしても情報を得たい刑事との間で緊迫のやり取りが行われる。
そんな中、この事件で大金を儲けようとする人間たちが動き出し、事態は犯人グループさえ手に負えなくなるほど大きくなり、やがて他のビール会社へも飛び火することに。
この事件はどのような結末を迎えるのか?
例によって何かのDVDの予告で見ておもしろそうだなと思ったので借りてみました。
7話まであるとは思っていなかったのですが、思った以上におもしろくて、一気に見終わってしまいました。
内容がおもしろかったことに加えて、出演している俳優さんが演技のうまい、渋い方が集まっていて、とても緊迫した良い作品になっていました。
現実の世界でもこんな感じなのかなと考えると嫌な気分になるところもありますが、見ごたえのある作品でした。