気ままな旅

マイカーでの気ままな旅で、束縛された予定や時間にとらわれない、自由奔放な行動をとる旅の紹介です。

小富士山への登山 (関西空港近くの山)

2008-03-14 18:42:38 | 
 3月9日(日)朝 7時30分頃に起床する。
 外は快晴の天気のようだ。
 今日は近くにある標高260mの小富士山(こふじさん)またの呼び名は、泉州富士山で、この山に登ろうと思い、妻と二人で出かけて行った。
 小富士山は大阪府の南、関西空港もある泉佐野市の、郊外にそびえる独立峰である。
 私がこの山のことを知ったのは、最近のことで、それまではこの山については、全くといいほど知らなかった。
 小富士山の登山口に当たる、水呑地蔵駐車場に車を止める。
 登山口は、水呑地蔵の奥の院へ通じる鳥居があって、石段を登って行く所にあった。
 参拝道は奥の院までで、そこから上が登山道である。 
 私達はこの参拝道を一歩一歩登っていった。
 参拝道はよく整備された道で、回りには、たくさんの石仏や、像が立っている。
 かなりきつい、つづら折れの急坂な参拝道を登って行く。
 高度が上がるにつれて、水呑地蔵の駐車場や近隣の建物が、眼下に見下ろせるようになってくる。
 10分ほど登ると奥の院に到着した。
 そこからの道は、道の地肌を落ち葉が覆ったり、岩がむき出しになって、けもの道のような登山道である。
 この道は、急坂で滑りやすく、道の周りの樹木を手で掴んで、体を支えながら、登って行かなくてはならなかった。
 ほどなくして、山頂部の北側の峰に到着した。
 ここからの眼望はすばらしい。
 眼下には阪和自動車道が、曲線を描きながら走っている。
 その左向こうには、浪商学園(大阪体育大学や浪商など)の建物やグランドなどが見渡される。
 右側の山稜は今月一日に登った雨山である。
 ここからの景観もすばらしい。
 特に白いコンクリートで出来ていて、山をまたぐ高速道路と山稜、奥に見える街並みのコントラストが美しく見える。
 いつまでたってもあきない景観である。
          
               
                 小富士山(こふじさん) 標高=260m

                
             水呑地蔵入口(登山口)      像の前の参拝道
      
           
              コンクリート舗装の参拝道から登山道の山道へ

                
              北峰からの阪和自動車道、浪商学園方面望む
     
          
                 犬鳴山方面と後方の和泉葛城山系

                
                  北峰から雨山(後方)を望む

 雨山からの、稜線の奥にそびえる山脈が、大阪府と和歌山県の、境目を位置する和泉葛城山系である。
 眼下の東側は、泉佐野市郊外の大木周辺で、その奥には、大阪府の奥座敷と言われている犬鳴温泉がある。
 ここから南側に位置した、こんもりとした山が見える。
 そこが頂上である。
 登山道は、あまり整備されておらず、まるで藪の中を抜けるような道で、どこが林で、どこが道か迷いそうであった。
 頂上にはすぐに着いた。
 頂上には一本の松ノ木があり、その松ノ木に「小富士山 標高=260m」と書いた小さな看板がかけてあった。ここが頂上であることがすぐにわかる。
 頂上からは、関西空港方面の眼望がすばらしい。
 今日は少し霞んでいて見えにくいが、本来ならば淡路島や、明石海峡大橋などが良く見えるはずである。
 南側には稲倉池やゴルフ場が見える。
 稲倉池に隣接するグランドでは、少年野球の試合をやっている。子供達の歓声が、山々にこだまして、耳に入ってくる。

                          
                 小富士山頂上 標高=260m
          
                   
                   頂上から関西空港方面

                 
                    頂上より稲倉池望む

 頂上からの眼望を楽しみ、しばらくした後、稲倉池方面へ下山して行った。
 こちらの登山道は、尾根伝いの道で、整備もされている。
 下山する登山道から見る小富士山の姿も、写真のように美しく見える。
 ほんとに小富士山という感じである。
 下山するに従って、少年野球をする、子供達の歓声が、大きく聞こえてくる。
 ほどなくして稲倉池に到着する。
 稲倉池の南側には、池造成工事の、安全を祈願して建てられた神社がある。
 そこで、休憩を取りながら、少年野球を観戦する。
 堺市と高石市などの、3チームで争っているようだ。
 私の子供が小さかった頃の、少年野球が懐かしく思い出される。
 しばらく観戦した後、車道を水呑地蔵駐車場まで歩き、そこから帰宅した。
 家を出発してから帰宅するまで、4時間が経過していた。
      
                    
                     頂上から稲倉池への登山道
      
           
               稲倉池への登山道からの小富士山を望む
       
          
                 稲倉池横グランドからの小富士山

 
 帰宅して、日本全国どこにでもある「ふるさとの○○富士山」について調べてみた。
 富士という名前の山は、富士山のような三角形の稜線をもつ美しい山である。
 従って「○○富士」と名がつけられ、人々から親しまれている山が多いようだ。
 まず、私がよく耳にする「ふるさとの○○富士」として思い出される、代表的な山を列記する。 
   
 ①利尻富士     利尻山     1721m    北海道
 ②蝦夷富士     羊蹄山     1898m    北海道
 ③津軽富士     岩木山     1625m    青森県
 ④吾妻小富士   吾妻小富士   1707m    福島県
 ⑤八丈富士     西山        844m     東京都
 ⑥近江富士     三上山      425m    滋賀県
 ⑦伯耆富士     大山      1729m    鳥取県
 ⑧讃岐富士     飯野山      422m     香川県
 ⑨豊後富士     湯布院岳    1584m    大分県
 ⑩薩摩富士     開聞岳      922m     鹿児島県 
 などである。

 また、全国の「ふるさと富士山」の数を、地区別に数えてみると・・

     北海道             15
     東 北             31
     関 東             55
     中 部             72
     近 畿             57
     中 国             43
     四 国             17
     九 州             32
    
     合 計            322以上 (富士市HPより)

                        このような数字であった。    

  



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