私は3月1日に八十路を迎え、貧乏と平穏無事な人生を懐かしく振り返っています。

私は生まれたとき育った土地と建物を戦時中飛行機場に接収され、4歳では父を戦闘機で、15歳には母を肺結核で亡くしました。

地球温暖化で静岡みかんの危機

2014年03月26日 | 地球の気象変化

 

                     写真は琵琶湖の夕暮れ

横浜市で開催中の国連の、気象変動に関するIPPC作業部会で

今世紀中頃に地球の平均気温が2.5度上ったら、

日本の果樹生産エリアが劇的に変化して、

静岡県の温州ミカンの生育が難しくなると予測している。

米や小麦の栽培適地も北上し、生産不能すると予測している。

温暖化が進むと2060年には年平均気温は17.5~20.5度となり

ミカンの皮の生育が実を上回るため隙間ができて浮皮現象が起き、

腐りが出るなどの被害が発生する。

また、米海洋大気局(NOAA)は、ハワイのマウナロア観測所で

測定した大気中の二酸化炭素の濃度が、3月16日から5日間

連続して大台の400PPMを超えたと発表しました。

昨年より約二か月早い大台超えにNOAAの研究者は

「化石燃料からの大気中へのCO2排出が続く以上、

来年はもっと早い時期に400ppmを超えることになる。」

と警告しています。産業革命前は280ppmだったと

推定されているが、今年のピークは5月で402ppmに達し、

来年は404ppmに上昇すると予測しています。

化石燃料から排出されるCO2を80%減らせなければ

濃度上昇を止めることはできないと指摘し、

温暖化対策の必要性を訴えています。

CO2削減は、世界的に取り組む必要がある状況であるのに、

原発被害を受けた日本の発電所に言い難いことであるが、

今日の中日新聞では、浜岡原発停止中の中部電力が

愛知県の武豊火力発電所に原発1基分に相当する

100万KW級の石炭火力に転換する案を発表しています。

化石燃料の中でも石炭は一番CO2発生率が高く、石炭は

輸入に100%頼ることが日本経済にとって大きな損失になること

更に、脱原発に代わる再生可能エネルギー開発が遅々として

進まない現状で電気料金を上げ、消費税を上げて行ってよいか。

具体性がない脱原発など、格好の良いことだけでは生きていけません。

原発は、電力会社と政府だけで作ったのではありません。

放射能漏れ、核のゴミや汚染水の処分を、電力会社だけに任せていては、

いつまで経っても処理はできません。全国民が一致協力してこそ

安全な処理が可能になって来るのです。

国民は電力会社だけに、何時までも責任を押し付けていては、

永遠に放射能と、核のゴミの中で生きて行くしかありません。

原発に頼らぬことは、夢物語ではないと新聞の社説にあります。

今の、日本を考えるとき50年先の生活がどうなっているか、

資源の状況がどうなっているか、世界の自然環境はどうなったか

夢物語で終わらせないためには、

先を見る力を養う必要があるのではないのでしょうか。

蘇生

 



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